昨夜、布団に入るまでは出勤する気まんまんだったが、なかなか寝つけず悶々とするうちに最初の尿意が来てしまい、そうなるとそれが呼び水になって2時間に一度トイレに起きることが確実だ。朝5時に起きるのが急に面倒になり、ついでに仕事に行くのも面倒になったので、布団の中から職場に電話して休ませてもらうことにした。このように、これといった理由もなく仕事をバックレることは年に数回ある。
なかなか寝つけなかったのは、昨日どこへも出かけず、家事もほとんどせず、一日中グータラして過ごしたからだ。多動の俺は何もせずにいると精神的に落ち込んでくるので、休養を取るにしても、何らかの用事を作って適度に動き回るようにしなければならない。この性格で50年以上生きているので、だいたいは心がけでコントロールできているが、たまに失敗するとこのように仕事に行けなくなったり、長年続けてきた趣味を放棄するようなことになる。今日はそんなことにならないよう、朝から猫探しに出かけて京王線猫行脚を1コマ進めてきた。今回の中河原〜聖蹟桜ヶ丘は先月22日にも挑戦した区間だが、その時は規定数の3匹に満たなかったため、今日は1ヶ月置いての再挑戦となる。
中河原は地元駅であり、自宅から自転車で6〜7分の距離なので気が楽だ。もしここにいなかったら買い物だけして帰ろうと思い、いつもの駐車場を覗いてみると、車の下で馴染のサバ白が日に当たっていた。
以前ならこの距離まで近寄るなんて考えられなかった。少しずつ慣れてくれているようで嬉しいな。
よく似た相方とも仲良くしたいので、よろしく言っておいてね。
……というわけで、駐車場でサバ白に会えたので猫行脚は続行。2匹目は注意力の勝利。
あれは先月も見かけたサバトラ。猫行脚でカウント済みの猫は再カウントできないので、今日はオブザーバー参加ということで。
サバトラにカメラを向けていると、横から猫の鳴く声が聞こえてきた。これは芋ずる式?
前回と同じような天気なのに、労せず4匹目(オブザーバー含む)とはなあ。10年やっても猫の行動パターンはよく分からん。
短い尻尾が可愛らしい子。毛色はクラシックタビーで、長い後ろ足はsokoke(ケニア原産の猫品種)のよう。
ここは通勤途中にも余裕で立ち寄れる場所。親睦を深めにまた来ようっと。
路地の先に先月も訪れた猫民家が見えている。猫もすでに見えている。
先月ここで見かけたのは黒だった。この子にはそれよりだいぶ前の一昨年12月、夜勤明けの新規開拓の時に会っている。
大きな橋のたもとから猫の鳴き声が聞こえてきて、覗いてみると黒いのがちょこなんと座っていた。
一昨年4月に新宿を出発した京王線猫行脚は、2年近くかかってようやく多摩川を渡った。聖蹟桜ヶ丘〜平山城址公園まではまったく開拓が進んでいないので、踏破するにはまたしばらく時間がかかるかも知れない。