三連休初日の今日は妻を伴って早朝から出かけ、いくつかの所用を済ませて14時すぎに帰ってきた。用務先の平山や府中は電車ですぐの近場だが、一度にいくつも済ませようとするとそれなりにキツく、帰宅後はベッドに直行して18時すぎまでサチコと一緒にお昼寝していた。足や腰も痛むので、明日は休養日にして家に引きこもる予定。
日の出がだいぶ早くなり、6時ぐらいからでも充分に散歩は可能だが、今日は妻に合わせての行動なので7時前のスタートとなった。いつもと同じ経路で最初に向かったのは暴れん坊彗星の落下被疑地点。恥ずかしながら俺は最近まで、暴れん坊将軍の「伝説の彗星回」を完全なるフィクションだと思い込んでいて、1817年12月29日、日野市や八王子市に隕石群が降り注いだという史実を知らなかった。落下地点は広範囲に及び、16の古文書にも記録されているが、資料の多くはその後の大火や空襲により失われたとのこと。肝腎の隕石に至ってはわずか0.1gのかけらが1個しか残っていないそうだ。
いくら変化に乏しい長閑な土地とはいえ、200年以上前の隕石を探しても簡単に見つかると思えないが、宇宙から来たなら放射能を帯びているだろうから、半減期の長い核種なら線量計で検知できるかも知れない。でもあれちゃんとしたのは高いんだよなあ。
……などといったことを考えながら河岸段丘の一本道を歩いていると、前方に薄日を浴びて寛ぐ猫の姿が見えてきた。
知り合ったのは3年近く前だけど、指で挨拶するのは初めて。親密度が1ランク上昇!
前回はゴージャス・キジトラを見かけた下り坂の路地。今日のは毛が短いようだね。
子育てしていたころから懐くでもなく逃げるでもなく、飄々とした感じの子だった。子供たちはどこかで元気にしているかなあ。
キジトラのあとはしばらく猫影が途絶え、猫ヶ丘の黒に遭遇したのは1時間10分後。カメラを向けると鬱陶しそうに逃げてしまう子。
逃げた黒は右側の塀の裏に隠れてしまい、左側には新たな黒が現れた。
こちらも馴染の黒。かつてこの付近には夥しい数の猫が生息していたが、平山に引っ越してきたころからのメンバーは、俺の知る限りこいつ(2017年の子猫)とクリーム白(2016年11月初出)の2匹ぐらいしか残っていない。
塀の裏に逃げた方は黒いことのほかにこれといった特徴がないため詳細不明。
静々と近寄ってきた美人鉢割れ茶トラ白。付近住民によればミミという名前なのだそう。台湾でも咪咪という名の猫に会ったことがあって、女の子につける名前という点では日台共通のようだ。
ミミちゃんの家の正面に回ってみると、日陰で黒いのが丸まっていた。
砂利の地面はこいつのお気に入り。いつもたいていここにいる(一例)。