好天となった今日はある種の悲壮感をもって真っ昼間の散歩に臨んだが、気温こそ33.5℃(八王子アメダス)を記録したものの、かなり強い南風が吹いていたお陰で、汗をかいてもすぐに気化してくれて、街なかを歩く分には何の苦もなかった。猫の方はやや淋しい結果だったが、梅雨明け前とはいえこのくらいの気温になってしまうと、もはや真夏と何ら変わりなく、いてくれただけでありがたい。
真にヤバいのは今日よりも明日で、最高気温は何と39℃が予想されており、猫どころか自分が生きて家に帰れるかすら不安なレベルだ。電力不足が叫ばれる折、節電すればポイントがもらえるという、他所の国に知られるのも恥ずかしい施策がなされるらしいが、我が家はそうしたことに参加するつもりはない。部屋を冷やさなければ健康を損なうし、夜勤明けで帰っても寝られず、仕事にも影響して生活が脅かされるからだ。
……まあそれはそれとして今日の猫。ラッキーだったのは家を出てすぐ、車の下に潜む武蔵の姿に気づいたことだった。
むこうもこちらに気づいて顔を出した。武蔵はその辺をほっつき歩いていることが多いので、このパターンは珍しい。
今日の散歩は西国立~立川の5.6kmを歩いてみたが、この暑さなので既知の猫拠点はことごとく空っぽ。学校裏の猫アパートももぬけの殻で、がっかりして歩き出すと、行く手の車の下に猫の下半身が見えて来た。
キジ白の母。自分のねぐらは暑いので、近所へ出張って涼んでいるのかな。
このあと、車の下で艶めかしく転がり始めたが、場所が場所だけにどうにもならなかった。
こちらは砂利の猫駐車場。いつもは裏口付近で粘っているキジ白も、さすがに日陰に入っている。
明日は今日よりもさらに6℃以上暑くなるらしいよ。まあお互い頑張ろう。
最後に上矢印邸に立ち寄ってみたが、家の前に車が止まっていて、何かの工事をしているようだった。これじゃ猫はどこかに隠れているかなと思って諦めかけたが、よくよく見たら普通に地面に伏せていた。
放熱モードの茶白は初めて見る顔。どこかから流れて来たのかな。
しかも茶色い部分は霜降り、いわゆる一つのred ticked tabby and whiteだった。ここの猫は上矢印ちゃんと相方の2匹が最後だと思っていたけど、君が来たなら今後もたまに覗いてみないとね。