あと一息で台湾渡航が可能になると思い、我慢できなくなって次期台湾猫旅の旅程表を作り始めたが、少し気が早すぎたかも知れない。
台湾側では昨日(9月12日)から新たな防疫緩和措置として、台湾が指定する50カ国からの旅行者に対して90日間のビザ免除を復活させている。残念ながら我が国はその指定に含まれていないが、恐らくこれはいきなり日本を指定国に含めてしまうと、観光客が殺到して混乱を招くからではないかと思う。台湾を訪れる観光客数は中国および香港・澳門が圧倒的に多く、次いで日本、韓国の順だが、これらの国や地域はいずれも今回の指定から外されている。現在の両岸情勢からすれば中国人をビザ免除にするとは考えにくい一方、無条件で受け入れを再開すれば日本からの入境者は一日あたり平均6,000人以上になる可能性が高いので、受け入れ態勢や時期を見極めているのだろうと想像している。なお、ビザは免除されてもいくつかの水際対策は引き続き実施されており、入境後3日間の在宅検疫と4日間の自主防疫は必要だし、入境時の唾液によるPCR検査も必要。一週間あたりの入境者数は5万人までとなっている。
一応日本側の態勢も書いておくと、9月7日に防疫措置が緩和され、台湾から帰国する場合、ワクチンパスポート所持者(3回接種)については検査や隔離が不要になり、ストレートに帰ってこられるようになった。一日あたりの入国者数は5万人までとなっている。こうして整理すると、台湾入境時の計7日間の隔離がなくならないうちは、勤め人が渡台することは事実上難しく、猫旅の旅程表を作るのは時期尚早であることが分かる。
さて、台湾の猫も恋しいが、もっと恋しいのは多摩の猫。今朝の散歩は西八王子~京王八王子の5.1kmを1時間半かけて歩いてみた。夜勤前の散歩ではめじろ台を経由してバスに乗ることが多かったが、朝にそんな悠長な経路を通っている暇はないので、素直に立川で中央線に乗り換えて正味28分。普段の散歩はこのぐらいの所要時間が限界かと思う。
1匹目は車の下で発見。そんなところに隠れるような天気じゃなくない?
ごくたまに見かけるオッドアイも黒と同じくらい怖がりだが、以前よりは多少持ち堪えるようになった。6月初旬に接近遭遇した時、そう怖いヤツじゃないと理解してくれたのかも知れない。
あとを追ってみると、隣の路地の塀の上で休憩しているところだった。この辺りは夜勤前に来てもなかなか猫に会えなかったけど、朝はやっぱり出歩いているんだなあ。
三毛に近寄ろうとして数歩進むと、塀の陰から出てきたのが2匹。君たちってば子猫じゃないですか!
キジ白は瞬時に逃亡。黒白はでかいニンゲンを丸い目で見つめている。
騒ぎを聞きつけた子猫がもう1匹。こちらもかなり臆病で、近寄るのは至難の業。
生後4ヶ月ぐらいだろうから、兄妹でも性格が分かれてくる時期。この子は何とかもう1枚撮れたが、キジ白の子は隠れてしまって二度と出てこなかった。
高みから様子を見ているこちらが母。この家の奥さんによれば、子猫はもともと4匹の兄妹がいて、そのうち茶トラ白の1匹が里親に貰われていったとのこと。「1匹持って帰らない?」と言われて心が動いたが、我が家はこれから気難しいのを2匹も看取らなければならないので無理なのである。
今朝は柳の花街の残り少ない猫にも会えた。散歩するならやっぱり朝だなあ。
ややくたびれた茶トラ白は2016年8月からの知り合い。昔からの仲間は大方いなくなってしまった。
散歩を終えて京王線の上り電車に乗ったのは7:56。分倍河原に着いたのは8:15で、駅前で蕎麦食って買い物して家に帰ったのは8:40すぎ。途中、子猫にかまけて足止めを食ったが、当面はこのぐらいのペースで散歩できればいいと思う。夜勤前の散歩と違うのは悪天候の時で、朝だと暗すぎて撮影が難しい場合があるので、今までよりは休載が増えると思う。