今朝の散歩は西国立~立川の5.5km。歴史と伝統あるコースで猫にもそれなりに会えるはずだったが、当てにしていた子がことごとく不在で、とても淋しい結果で終わってしまった。日が短くなると平日の散歩タイムは7時~8時の1時間程度しか取れず、家から近い場所にしか行けなくなるので、6時ごろから散歩できる今のうちに立川の猫の状況を知っておきたい。ちなみに会いたかった子というのは、桜の巨木の猫民家のオッドアイ、怒りんぼさんの路地の看板猫、藤棚の公園のキジトラ、学校裏の猫アパートの母と息子、羽衣町のクーちゃん、猫旅館跡地の隻眼の茶トラ、上矢印邸の2匹など。しばらくぶりに会えた子もいるので歩いた甲斐はあったが、このコースでこれだと冬はかなり厳しい。
家を出て最初に見かけたのは武蔵。自宅のバルコニーからこちらを眺めているのが分かるかな。
ちょうど出てきた隣家の婆さん曰く、「オスだからどうしてもねえ」とのことだが、恐らくあいつは自分の縄張りを広げようとしているのではなく、性格が天真爛漫すぎて、どこにでも無頓着に侵入するから攻撃されるのだと思う。しかもやられた相手はたぶんメスだと思う(この子)。
西国立をスタートしたのは6時半前。桜の巨木の猫民家や看板猫で空振りのあと、三度目の正直で久しぶりに長毛白を見つけた。
近寄ってみたら相方のキジ白も一緒だった。君たち、いつの間にか朝食会場がなくなったと思ったら、ここで食べさせてもらっていたのかー。
もともとこの子たちの朝食会場はここから50mほど離れた場所で、毎朝7時近くになると近所の猫たちが三々五々集まって来たものだった。その後、去年8月に見かけたのを最後に何度行っても誰も現れなくなり、何かの理由で給餌をやめたのだろうと思っていたが、完全に四散したわけでもなく、日中たまに近所で見かけることもあって動向が謎だった。
よく分かんないけど、2匹とも元気にしていたようで良かったよー。
……などと感慨に耽る俺を置き去りにして白は逃走。残されたキジ白は事態が飲み込めていない感じ。
だいぶお婆ちゃんなので耳が遠くなっているらしく、声や音で気を引いても気づいてもらえず、視界に手を差し出してようやく目線がこちらを向いた。
この家のサビは先代から知っている。この子は2018年5月以来の4年4ヶ月ぶり。
信じられないことに、カメラに収まったのは次の猫が最後。雲が切れて日差しが届いたので、あそこにいられるのもあとわずかだね。
実はこの直前にこの子の相方に逃げられていて、藁にも縋る思いでカメラを向けた次第。