夜勤前に7km以上も歩くと体にはそれなりに堪えて、しかも昨夜は微妙に忙しくて充分に仮眠が取れなかったので、仕事帰りの猫関係業務は六花谷およびその周辺の知り合いの力を借りて手短に済ませた。桜はすでに見納めの時期だが今年は個体によってかなり差があり、たくさんの桜が植樹されている多摩ニュータウンを歩けば、偶然その下に猫がいるなどという幸運に恵まれるかも知れない。
こちらはたまに行き会う馴染の茶トラ。ゴンに見られると臍を曲げてしまうので、速やかに親睦を深めておかなければならない。
背後の桜はソメイヨシノではなく、白い花のオオシマザクラ。今が満開のようでちょうど良かった。
その後、縄張りの異変を察したゴンが現れて、最初の茶トラはフレームの外へ出てしまった。
命の次に縄張りが大切なことは分かるけど、君のところは特に厳重にしているね。
背後で樹木の枝打ちが始まり、甲高いチェーンソーのエンジン音に反応するゴン。ニュータウンの森は人工の巨大な庭園なので、常にどこかでメンテナンスが行われている。
六花の森ではこの春も黒白ボスがブイブイ言わせているとの噂を聞き、二重橋の妻の様子を見るためいつもの緑道を覗いてみた。
先月12日に黒白ボスが乗っかっているところが目撃されているが、まだお腹はそれほど目立っていない?
とはいえ猫の場合はほぼ打率10割。あと1ヶ月もすれば出産のため身を隠すだろう。
こいつは所作が泰然としていて、小物のオスのようにちょこまかしていないんだよあ。まあモテるわけだ。
一緒にいたもう一匹の妻(池のほとりの妻)。逢瀬を邪魔して悪かったね。
今月中旬は休暇が多めなので、気温が上がってくる前に少し遠出したいと思っているが、天気がどうなるか……。