遠からず台湾へ行けそうな雰囲気になってきたので、今月13日から緩和される予定の渡航条件を改めて確認してみた。日本からのビザなし渡航は先月29日から再開されていて、パスポート要件は以前と変わらず帰国時まで有効期間があればOK。入境後は行動制限の伴わない7日間の自主防疫期間が設けられる。外出時のマスクは義務化されており、違反者には3,000~15,000元の罰金が科せられる。車内飲食は従前通りMRTや市内バスなどを除き可能になっている。予定通り緩和されれば来週木曜日から隔離なしビザなしの観光旅行ができるわけで、厳しい渡航制限が敷かれていたこの2年半を振り返ると、ようやくここまで来たかと万感の思いがある。
とはいえすぐに猫を探しに行けるかというとそうでもなく、その時のために夏休みを温存してはいるものの、肝腎のエアラインがまだ完全復活していない。運賃も高止まりしていて、個人的に最も利用頻度の高い中華航空を見ると、東京~台北がエコノミー往復で11万円程度。LCCはタイガーエアが往復5万円程度、ピーチは6万円程度となっている。そう、今はコロナ前とは世界が変わってしまい、燃油代が高騰しているだけでなく、両岸情勢よっては航路の迂回を強いられる懸念もある。特に燃油代は今後しばらく下がりそうにないので、今までのように気紛れに訪れることは難しくなるかも知れない。
今朝の散歩地は六花谷。朝日の差す階段にゴンが座って唸っていた。
視線の先には新参のキジトラがいるようだが、灌木に紛れて俺の目には見えない。
現状変更の試みに強烈な不満を表明したあとは立哨に戻った。あの下界がゴンの目に見える世界。
お地蔵さんには栃の実が供えてあった。どんぐりは不作なのか置かれていなかった。
二重橋の下段には黒白子猫。プスプス言って呼んだら茂みから飛び出してきた。
ちなみに今日のレンズはいつも使っているSIGMAの18-300mmではなく、同じSIGMAでも予備の古い18-250mm。いつものレンズは2016年7月に買ってからほぼ毎日使い続けているので、台湾猫旅に備えて点検修理に出してある。18-250mmは3世代前にあたる2009年の製品で性能が悪く、フォーカスが甘くて暗い場所では使いものにならない。可愛らしく小首を傾げる息子もぼんやりとした写りになってしまった。
橋を渡った対岸には母の姿もあった。前回は息子が一人ぼっちだったので、少し心配していたんだよなあ。
子育てが一段落した母は毛並みがふっくらしている。この子にとって、あの息子が最後の出産になった。
一方こちらのアパートは日当たりが良くて眩しいくらい。常駐の黒白が東向きに充電していた。
今日は季節外れの真夏日になりそうだけど、明日からは急に冷え込んでくるからね。風邪を引かないように気をつけてね。
以前は黒白の衰えを心配していたのに、今はこの子の痩せ具合の方が心配。
池のほとりの妻を訪ねてみたが、あいにく不在のようで返事がない。茂みでごそごそしているのは黒白ボスかしら。
池のほとりの三毛三人娘のうち、人懐っこい1匹は早い時期に貰われていったそうで、怖がりの2匹は今も茂みで暮らしている。葉っぱで気を引いて何とかカメラに収まったが、少しでも刺激すると隠れてしまうので、撮影は困難を極める。
5月22日に見かけた時は生後2ヶ月弱だったので、今は6ヶ月ぐらいかな。ずいぶん大きくなったねえ。
最後にいつもの猫拠点に立ち寄って今日は時間切れ。アパートの茶トラ白がこちらに気づいて鳴いていた。
以前はすぐに逃げてしまう子だったのに、どういうわけか先月会った時から急に近寄ってくるようになった。ご飯をくれる人がいなくなっちゃったとか?
鳴いてばかりで埒の明かない茶白さん。逃げられていたころと比べて特段痩せたようにも見えないが、念のため少しだけ高級カリカリを差し出してみたところ、一瞬で食べ尽くしてしまった。お腹が空いていることは確かだったようだ。