庭の草刈りというのは近所迷惑にでもならない限り、よほど気分が上向かないとやる気にならないもので、特に今シーズンは放置気味でジャングルと化している。幸い樹木は生えていないので、いずれきれいに片付けて、防草シートの上に砂利を敷くか、お金に余裕があればコンクリート打ちにすることを検討している。ところが最近、ジャングル化した庭に様々な生き物が棲むようになって、その姿を眺めていると意外に楽しいことが分かってきた。我が家の庭で特に目につくのはカナヘビで、初夏にもなると孵化して間もない子カナヘビがちょろちょろ逃げ惑ってとても可愛らしい。庭に集まる昆虫を捕食しているものと思われるが、それに加えて、庭先に置いてある野良猫用の飲み水がそうした生き物を暮らしやすくしているのかも知れない。カナヘビを狙う猫や鳥を見たことはまだないがきっと存在するだろうし、食物連鎖を下支えする昆虫や微生物の数たるや相当なものだろう。我が家の猫の額のような庭にもささやかな生態系ができていると知ってからは、それを破壊することにためらいを感じるようになってしまった。無論、やってくるのは眺めて楽しい生き物ばかりではなく、日陰や湿気があればシロアリなども呼び寄せるし、軒下にアシナガバチの巣ができたこともあった。アシナガバチは巣を使い捨てにするのでひと夏我慢すれば済むが、さすがにシロアリに居着かれては家屋がひとたまりもない。いずれは工事しなければならないが、結局ヒトというのは他の生き物とは相容れないのだなあと淋しい気持ちになる。
4日ぶりとなった猫散歩は西立川から。先月27日、最後の夜勤の日に訪れた時は最高気温33.7℃と残暑が厳しく、見かけた猫はどれも伸び切っていて生気がなかった。中でもエビ子は体調を崩していて涙やけがひどく、その後どうしているか気になっていた。
散歩を開始したのは6:20。歩き慣れた路地をエビ邸に向けて歩いていると、車の下にエビ子がいるのが見えてきた。
ごろごろ転がったりして動きは悪くなかったが、涙やけは相変わらず。今週末から急に冷え込んでくるそうだし、そろそろ暖かくして過ごすことを考えなければね。
今朝は立川まで歩き切るつもりだったが、旧々居近くの猫拠点で足止めを食ううち、時間が足りなくなって西立川へ戻る羽目になった。もし足止めを食っていなかったとしても、日の出の遅くなった今では経路が大回りすぎて土台無理だった。できれば茶猫タウンに行きたかったが、そうするには経路を変えて距離を短くしないと時間が足りない。
茶色いのには会えたのでまあ良かったけど。
呼びかけに姿勢を低くする茶トラ白。安心してもらえたかな(してない)。
体つきは大きいけど艶やかな被毛に若さを感じる。こいつは去年9月下旬に初めて見かけた子猫で、当時すでに生後4~5ヶ月ほどに見えたので、今は1歳半ぐらいだと思う。
この子はちょっと覚えてない。去年の今ごろはたくさんの子猫がいたので、ぜんぜん追い切れていなかった。
不穏な気配を察して徐々に猫が増えてくる。そろそろ西立川へ戻るのも時間が厳しくなってきた。
この子も覚えていないんだよなあ。この路地には少なくとも4軒の猫民家があり、どれがどこの子なのか判然としない。
黒白は地下に潜伏した。小さいころから潜伏しがちな子だった。