昨日の仕事は24時半近くに終わり、甘えてくるサチコをしばらく撫でてから床に就いた。今朝の散歩はもともと休むつもりだったが、未明から雨が降ったり止んだりしていたようなので、どちらにしても休まざるを得なかった。出勤するならどんな天気でも行かなければならないし、そのついでに猫を探すという選択もできるが、仕事しに家に戻らなければならないとなると腰が重い。急激に日が短くなっていくこの先、どのようにしてブログの更新頻度を維持するか考えあぐねている。
昨日は朝から猫散歩その他の用で外出して、業務開始の13時半ぎりぎりに帰ってきた。散歩そのものは東中野バス停~多摩センターという短めのコースだったが、注文しておいた猫カレンダーを受け取りに写真屋に寄ったり、小田急多摩線を途中下車して駅前の白の不在を確認したり、久地のチャッピー邸から宿河原まで徘徊したりと、本来は余裕のあるスケジュールなのに欲張りすぎてぱつぱつになってしまった。まあいつものことではあるけれども。
散歩で見かけた最初の猫は顔馴染の白。足音を聞き分けているのか、路地を行って戻ったら茂みから顔を出していた。
「何かいいことが起きている!」とばかりに、車の下からもう1匹まろび出てきた。あれは道路向かいのアパートに住む茶トラ白。
一生懸命鳴いているのに悪いんだけど、今日は何もないんだよ……。
そんなはずはないと粘る茶トラ白は、白の敷地が気になるようだ。
しかし白は侵入を許さない。路地を挟んで向かい合わせなのに、縄張りというのは厳密なものなのだな。
会いたいと思っていた黒白ボスにやっと会えた。7月13日以来、約3ヶ月ぶりの再会。
右目を怪我したとは聞いていたが、角膜炎を併発したらしく白濁している。ボスというのは危険の多い職業だ。
以前は鳴きながら近寄ってきたものだが、今はそうした行動は皆無になった。六花咪が捕まるところでも目撃していたかな。
馴れ馴れしい人間を避けてか、黒白ボスは下手に捌け、入れ替わるようにして上手から池のほとりの小三毛が現れた。
この子は池のほとりの妻の娘で生後7ヶ月ほど。ほかに少なくとも2匹の姉妹がいるが、1匹は早いうちに里親に貰われていき、もう1匹は今もこの子と一緒に茂みで暮らしている。父親は黒白ボスではなく、恐らくこの界隈をシマにしているという茶トラだと思う(俺はまだ見たことがない)。羽根突きで負けた人みたいな鼻の下の黒い印は黒白ボスと瓜二つだが、黒白同士の交配で生まれた子に茶色が混じることはないので、あり得るとしたら隔世遺伝だろうか。この子の母親が黒白ボスの娘、つまり小三毛が黒白ボスの孫娘である可能性はある。
ちなみに羽根突きに負けた人の黒斑は偶然生じるものではないようで、例えば大田区ではこんなのとか、台湾の高雄市ではこんなのも見かけたので、もし隔世遺伝なら何らかの劣性対立遺伝子が関与しているものと思う。
ボスの姿を拝めたので、この日の散歩の目的はほとんど果たした。
最後にゴンに会ってから多摩センターへ向かった。寝顔を撮るつもりで遠くからカメラを向けたら秒でバレた。
今年はどんぐり不作かな。豊作なら地面がどんぐりで埋まるはず(一例)。
この日は近くの民家で庭屋さんが剪定作業中。自分の縄張りが騒がしいので気になるようだ。
……なので、見える場所まで下りてきた。こちらには関心がなくなったようなので散歩はここで終了。なお、このあと歩いた久地~宿河原では2匹見つけて2匹とも逃げられた。