心配していたサチコのおできは徐々に引いていき、今は瞼の毛がやや薄くなったことを除けばほとんど元に戻った。最近は冷え込むせいか毎晩布団に潜ってくるようになり、仕事中も膝の上や足元で丸くなって寝ている。サチコは小柄で若く見えるので年を重ねた実感はあまり湧かないが、同じ猫と20年も暮らすというのは割と特別なことなのだろうなと時々思う。親兄弟を含め、そんなに長くほかの誰かと暮らした経験は俺にはない。このままずっと一緒にいたいのは山々でも、お互い自然の摂理の内に存在する以上、いずれどちらかが先に死ななければならない。頭では分かっていても淋しくて辛い。
今日は立川に会いたい猫がいたので(こちら)、モノレールに1駅だけ乗って高松~立川を歩いてみたが、ほぼ玉砕といっていいレベルでがっくりだった。米軍ハウスで1匹見かけたのがせめてもの救い。
顔に蜘蛛の巣を絡ませたキジトラ。朝ご飯を食べたら寝るのであろうな。
立川から高松へ向けて歩いたことは何度もあるが、逆はたぶん初めて。訪問時間が変われば猫の挙動も変わる。
5分ぐらい待ってようやくこっちを向いたと思ったら、車の向こうへ飛び降りてしまった。
時間に余裕があったので、久しぶりに茶猫タウンへ足を延ばしてみた。3匹の茶系猫を見かけたものの、うち2匹は近寄る間もなく逃走。
柿の木の下で日に当たるのは、この辺りでたまに見かける茶トラ白。昔よりだいぶ減ったとはいえ、もっと頻繁に来ればまだそれなりに会えるはずだが、ここはほかの猫拠点から離れていて散歩しにくいんだよなあ。