今日は散歩をお休みしてリビングを冬仕様に模様替えした。毎年のことではあるが、猫が2匹いる環境で炬燵布団を清潔に保つのはかなり困難で、ひと冬すれば敷物は毛だらけだしゲボの染みもたくさんできる。大物は手洗いするのも一苦労なので、我が家では不本意ながらシーズンごとに買い替えることにしている。今の家に引っ越すことを決めた時、トイレや洗濯などに使う中水を得るため敷地に井戸を掘り、猫関係衣類の洗濯には専用の洗濯機を用意する構想があったが、自費で井戸を掘って汲み上げた水であっても、排水には下水道料金がかかることが判明したので断念した。洗えば使えるのに捨てざるを得ない猫グッズは多く、そうまでしても猫の毛は人間の衣類にしっかりくっついてくる。排除するのは到底不可能なので、今は「僕のこと忘れないでね」というメッセージだと思うことにしている。
今日の猫は昨日の続きの小平猫から。「こだいら」という平凡な地名にわざわざルビを振ったのは、北海道にも同じ字で「おびら」と読む町があるからだ。これに人名を含めれば小平の読み方は意外に多く、さして有名でもない東京多摩地区の小さな市名にルビは必要だ。しかしこの日そこで遭遇した猫は上目遣いのキジ白が最後だった。
昨日の記事でも触れた、やたら長い路地に顔を出したキジ白。また逃げられては敵わないので慎重に近寄ってみる。
昨日は猫運のない日で、路地のキジ白のあとはいくら歩いてもまるでダメ。途中、唯一見かけた三毛に逃げられるなどしてやる気が削がれ、そうこうしているうちに目的地の武蔵大和に着いてしまった。すでに足が棒のようになっていたが、ここで諦めては猫オタの名が廃ると思い、最後の力を振り絞ってようやく発見したのがこちら。キジ白と別れてから1時間45分が経過していた。
「僕の縄張りに可愛い子が侵入しているんだ。今から現場に急行するよ!」
確かに青い目の可愛子ちゃん。でもシャーって言ってたから無理みたいね。
俺が振られたわけではないので、プンスカして自宅へ戻る白のあとをついて行ってみると、姉妹と思しきオッドアイが民家の敷地で日なたぼっこしていた。
なのでこの子をもう一枚。どちらも可愛いねえ。サバトラは振られて気の毒だったねえ。
この日は散歩の帰りに拝島へ寄り道した。先日の朝の散歩でキジ白3号に会えずじまいだったので、日差しのある日中なら出てくるだろうと踏んでのことだった。
……というか、ずっと門扉に張り付いて待っていたかのような顔つき。
逢瀬はいつもの場所で。行き止まりの路地なのでゆっくり遊べる。
カメラを向けてばかりいると臍を曲げるところはゴンに似ているが、性格はキジ白3号の方が遥かに穏やか。近所にはたくさんの猫が生息しているが、トラブルになっているのを見たことがない。
褒めただけでは満足しないキジ白3号。お土産をひとつまみ差し出してその場を辞去した。