帰国してからオフの日がまだ一度もなく、蘭嶼で自転車を漕いだ時のダメージからなかなか回復しないので、勤務シフト上の休暇となる今日と明日のどちらかは完全な休養日にするつもりだった。天気予報からすると出かけるのは今日の方がいい感じだったが、座るとすぐに舟を漕ぎ始めるようではどうせ起きられないと半ば諦めていたところ、夜間頻尿によりちょうどいい時間に目が覚めたので、半年ぶりにこまこま散歩へ出かけることにした。ちなみになぜ自転車でそんなに疲れたのかというと、最大瞬間風速22.0m/sという強い向かい風の中、峠越えなどアップダウンのきついコースを25kmも走ったからだ。タクシーの存在しない蘭嶼では途中でヘタレるということができず、ボロいママチャリとはいえ借り物を放棄するわけにも行かず、貸主に返却するまで漕ぎ続けなければならない運命だった。
まあそんなことはどうでもいいんだが、6時半ごろ高麗に到着するよう逆算して4時すぎに起床し、家を出たのは5時ちょうど。今朝は6.1℃と思いのほか気温が低く、寒い電車の車内で震えながら1時間あまりを過ごす羽目になったが、高麗駅に降り立ったころには日が差していて人心地がついた。猫拠点に行ってみるといつもの場所に猫は見当たらず、その辺をうろうろしていると畑の向こうで日に当たっているのが見えた。
去年9月、彼岸花の季節以来の長毛サビ。元気にしていたようで何より。
桜も満開で何より。台湾猫旅と開花が重なってしまって、見ごろには間に合わないと思っていた。
長毛というのは年齢の見当がつかない。初めて会ったのは2015年6月なので、少なくとも10歳ぐらいにはなっていると思うが、もう少し行っているようにも見える。
再会のセレモニーを終えて帰途につく長毛。もう1匹いるはずのお友達は出てこなかった。
車の向こうとこっちで睨み合い。初めて見る顔だけど新参者かしら。
そんな俺たちの様子を遠くから眺めているのもいた。あれは馴染の黒白。
もう1匹もお馴染さんのカラーポイント。どちらも基本的には人懐っこい子。
バトるつもりはないけどパンと牛乳は買ってきた。ここで食べておかないと、散歩の途中でお腹が空いてしまうからね。
君たちは食べたらどこかへ行っちゃうんだから、その前に写真を撮っておきたいんだよ。
猫デッキの隅には丸くなって寝ているのが2匹。以前ここには10匹以上の猫がいたと思うけど、今はどのくらいなんだろうな。
このあと例年通りおいしい牛乳の儀を執り行い、最終的には高麗川までの7.5kmを3時間45分かけて歩いた。この続きはまた明日。