サチコの誕生日用として種蒔きした猫草第二弾は18日に発芽した。今回は曇りがちで雨の日もあったので少し延びるかと思ったが、第一弾と同じ7日目だったのはあまり気温が下がらなかったからだろうか。猫が食べられる大きさになるまでは日当たりの良い裏庭で育て、食べごろになったら猫デッキに移動して解禁となるが、何日かすると虫が湧いてきて、あまり長く置いておけないのが悩みの種。とはいえ猫たちが欲しがるので、今年は様子を見ながら秋まで継続して栽培しようと思っている。
猫デッキにはポリカーボネート製のルーフ屋根がついていて、紫外線をほぼ完全にカットするので、殺菌能力が削がれて虫が湧きやすくなるのではないかと推測している。洗濯物も同様に雑菌による生乾き臭が発生しやすいように思う。今の家に引っ越して猫デッキを設置する時、紫外線をカットしない屋根素材はないかと調べてみたが見つからなかった。単なる透明なガラスでさえ60%ぐらいは紫外線をカットするそうなので、日光による殺菌効果を期待するなら屋根なしにするほかないようだ。
今日の夜勤前の散歩は中神~西立川の3.9km。最高気温は25.5℃と高めだったが日が翳りがちで、あまり汗をかくこともなく快適に歩けた。1匹目は黒煙邸で惰眠を貪る黒白。
……などと思いながら逆サイドに回ったら目を覚ましていた。さてはそこにいれば俺が手出しできないことを知っているな。
立川から乗った青梅線の電車は横田基地の友好祭に赴く人々で混雑しており、その分だけ街なかは閑散としているように見えた。仕事がお休みだったら俺も行って猫を探したと思うが、まあどうせ行ったっていないからなあ(過去の友好祭で目撃例はある)。
猫喫茶の赤茶けたキジ白が地面でまどろんでいた。
昔は喫茶店の正面で見ることが多かったけど、今はほぼ裏でしか見ない。家が建っちゃって居場所がなくなったからなあ。
このくらいが閾値かな。長い付き合いなので、これ以上近寄ったら逃げることは分かる。
お尻側に回ってもう1枚。ここのキジ系は赤茶けたのばかりで、昔の俺は悩んだ末に三毛と誤認するなどしていた。今残るのはこの子たち2匹だけ。
今日のコースにはかつて人懐っこいかーちゃんや東中神の三毛母娘など、たくさんの猫たちで賑わっていたが、ここ最近はチビちゃんという名の娘だけが残り、その子も15歳という年のせいか去年8月を最後に見かけなくなっていた。今日は久しぶりに飼い主のおばちゃんに会えたので近況を聞くと、やはり2月に死亡したとのことだった。ちょうどその時おばちゃんは骨折のため入院中だったそうで、最期を看取れなかったことを深く悔やんでいるようだった。「可哀想なことをした」と二度繰り返す無念さは高齢の猫と暮らす俺にも共感できて辛かった。おばちゃんの暮らす街にはもう1匹の猫もいない。
そのような経緯でこの散歩コースは中間部がぽっかり抜けてしまい、次なる知り合いは西立川のエビ子となる。行き倒れのように寝ているけど無事のようだな。
西立川には到達したが、今日はこのほかに茶猫タウンを覗いてみるつもりだったので、そのまま5分ほどバスに揺られて立川方面へ移動。モノレールの駅まで歩く間に3匹の猫に遭遇した。
庭石の上で涼んでいた茶トラ白。快適すぎるのか呼んでも動かない。
今はほとんど猫を見なくなった場所だが、こいつだけは昔からシマを変えずに留まっている。初めて会ったのは猫散歩を始めて間もない2011年10月のことだった。
最後に見かけた猫もまどろみ中。今日は猫たちにとってとても快適な日だったようだ。