夜勤の日でも早起きして散歩すればいいとは書いたものの、実行に移すとなると億劫になるのが目に見えているので、仕事が休みのうちに行きたいところを一つでも片付けておこうと思い、今朝は北野〜平山城址公園の8.7kmを2時間20分かけて歩いてきた。出発地に北野を選んだのはポンちゃんに会いたかったからで、そこから長沼までの約2kmは新規開拓区間として二度目の挑戦。長沼から先は分かりやすい例えで言うと「暴れん坊将軍・伝説の神回」で彗星が落下した場所で、この一帯は今も広大な畑や雑木林が残り、ここに彗星が落ちると知った徳川吉宗が「江戸は免れたか」と安堵したくらいだから、18世紀ごろは相当長閑だったであろうことが分かる(江戸さえ良ければそれでいいのか!)。今日などは猫を探して歩いていたら狐と雉に遭遇して、近所の婆さんに指令を受けた不審者退治要員かと身構えたが、まだ幼い狐はこちらに気づくなり跳んで逃げ、雉も無関係を装うようにそそくさとその場を立ち去った。どいつもこいつも武蔵国を守ろうという気概は持ち合わせておらぬのか!
……まあそんなことはどうでもいいんだが、5:20に家を出て一つ目の路地を曲がると、塀の上で武蔵が三つ指を突いていた。
カメラに頭突きして挨拶すると、定位置に戻って国境警備についた。やられてばかりでも縄張りは守り抜く姿勢。
北野駅をスタートしたのは6時ちょうど。あいにくポンちゃんには会えなかったが、早い時間に来たのが幸いしたのか、ポンちゃん邸に隣接する広場で2匹の黒に遭遇した。
どちらもこの辺りでたまに見かける子。猫ってたいてい仲間を置き去りにして逃げるけど、君たちはずいぶん仲がいいんだね。
この子は一昨年の6月14日以来、2年ぶりの再会。まあ覚えてはいないだろうなあ。
この子には毛色のそっくりな姉妹(推定)がいる。この子と同じぐらい会っていないけど元気かな。
新規開拓区間ではめでたく1匹の猫に遭遇。朝のお散歩と思しき三毛が民家の敷地を嗅ぎ回っていた。
当分かかりそうだったので路地を二回りして戻ると、ちょうど次へ向かうところだったらしく、塀の角で鉢合わせになった。
盛大に生い茂る蔦の向こうに猫発見。すでにこちらを警戒している。
何とかここまで持ち堪えてアップに成功。この辺りには何匹かの猫が生息しているけど(一例)、こいつは初めて見る顔。
猫ヶ丘にも少しだけ寄り道してみたが、高台のウーちゃんは今日も不在。坂の途中で馴染の黒2匹を見かけた。
もう8時だから朝ご飯は食べ終えているね。でなければいつもの家に張り付いているはず。
いつもはすぐに逃げる相方も反応が鈍い。まあ眠いのであろうな。
引いてみると三毛ちゃんの活きの良さが際立っている。この子は夏のお嬢さんだからなあ。
今日の散歩は夏の三毛ちゃんでおしまい。もう少し会いたい子に会えたらいいんだけど、相手は猫なので気長に行こう。