俺みたいに猫以外の一切を疎かにしているような者でも年末はそれなりに忙しく、今日は仕事の前に平山と多摩センターの両方に用向きがあり、そこに猫散歩を絡めるとなると時間が足りないので、どちらもシェアサイクルを利用して計15kmほどを漕ぎ回った。これらの街は距離もさることながら傾斜がきついので、徒歩で掛け持ちすると夜勤で死ぬし、電動アシスト付きのシェアサイクルだからこそできたことだと思う。ちなみに最近は電動キックボードを置いているステーションも増えているようだが、俺はこの手の車両の安全性に疑問を持っているので基本的に利用するつもりはない。特に危険だと思うのが重心が高いことと車輪が小さいことで、少しの操作ミスや路面状況の変化で簡単に転倒するようなものを通勤途上に使うのは合理的ではない。たとえ単独事故であっても起こせばそれなりに面倒なことになるからだ。
今日の散歩は大きく分けて平山(猫ヶ丘周辺)と多摩センター周辺の二つで、それを2回に分けて載せることになるが、見かけた数に偏りがあるので半分ずつとは行かず、今日のところは平山でカメラに収まった9匹のうち7匹を紹介しておく。
今日は1匹目から運が良かった。ダメ元で立ち寄った猫路地で三毛がシャカシャカ中。
5月中旬以来の巨大三毛。なかなか会えなかったけど元気そうで良かったよー。
この子の巨大さを伝えたくて何枚か撮ってみたが、体が重いのかすぐに伏せてしまうので変わり映えしない。ちなみに俺の知る範囲では、ここから6kmほど離れた八王子市内の山中にも巨大な三毛が暮らしていて、そちらはリード付きなのでこの子以上になかなか会えない。
用事を一つ済ませ、猫ヶ丘へ移動して最初に見かけたのは馴染の黒2匹。
いつもの組み合わせ。奥の黒は臆病すぎてこれ以上は厳しいかも。
自分を置き去りにして逃げていく相方を呆然と見つめる黒。せっかくまったりしていたのに悪いね。
猫ヶ丘の上の方で見かけたのは2匹の黒のみ。下の方で最初に見かけたのは巡回中と思しきキジ白だった。
あれはたぶん初めて見る子。猫ヶ丘というのは猫の毛色が偏っている土地で、ほかならありふれているはずのキジ白を珍しく感じてしまう。
以前から何度か書いているように、ここで最もありふれているのは茶系。特に茶トラ白やクリームが目立つ。
つまり茶色遺伝子の遺伝子型がOOなので、生まれてくる子供も茶系になりやすいというわけ。
こちらは馴染のクリーム。部屋の中でお昼寝でもしていたのか寝起き顔。
多少意識がはっきりしたところで危険を認識したらしく、隣の家の庭へ逃げてしまった。俺も用事がまだ一つ残っているので、猫ヶ丘はこのくらいにしてそろそろ多摩センターへ向かうことにした。猫ヶ丘は年内最後だと思うけど君たちも良いお年を迎えてね(次回へ続く)。