明日は朝から出かけなければならないので、夜勤明けの散歩は軽めにして、3〜4匹見つけたら帰ろうと思っていたんだが、蓋を開けたら予想外の大盛況。カメラに収まった数こそ9匹だったものの、スルーしたのを含めると軽く20匹を越えていて、南武線沿線の猫たちの底力を改めて感じた。分倍河原を新居に選んで本当に良かった。
歩いたコースは久地から津田山の1駅。2014年7月にも南武線猫行脚で歩いたことがあるが、今回はその時とは逆向きで季節も違う。どれだけの猫に会えるか不安に思っていたが、1匹目は拍子抜けするくらいあっさり見つかった。
分かりやすい場所ではないんだけれども。
塀の向こうが農家の納屋になっていて、「猫が昼寝していそうな場所だな」と思って覗いたら、本当にいた。
階段の下にでかいの発見。ちなみにここは4年前にも訪れた場所だが、道路や歩道がきれいに整備されていて、なかなか思い出せなかった。
外階段の下で香箱を組む巨大黒白。半開きの口が気になって、鼻先をつついて教えてやろうと思ったが、近寄ったら逃げてしまった。
傍らのキジ白はまったく関心を示さない。まあ確かに今日は手ぶらなんだけどさ。
少し離れたところにキジトラもいた。みんな触れるほど人懐っこくはないが、慎重にやれば1mぐらいまでは近寄れる。近所の人々に優しくしてもらっているのだろう。
その後しばらく猫影が途絶え、次に見かけたのは50分後。コンクリート擁壁の上に若い猫が乗っかって、こちらを眺めていた。
この毛色にはいつも悩まされる。恐らくW遺伝子座はW-なのだろうが、頭に模様がある以上、表現型はサバ白に分類するべきだよなあ。
それはそうと、ここにはまた来ると思うので、お近づきのご挨拶を。
指を粉砕されそうになって慌てて引っ込めると、物置の下からもう1匹顔を出した。このサバ白は尋常性白斑のようで、胴体の写真を撮っておきたかったんだが、ものすごく臆病で無理だった。
まだ若い子。落ち葉で気を引くと興味を示すが、なかなか近寄っては来ない。
かつて七面山と呼ばれた丘陵地の急坂を登り、息切れして立ち止まると、空き地の隅からこちらを見つめる視線に気づいた。
向こうからも少しずつ近寄ってきていることに注意。これはきっと人懐っこい子だ!
やっぱり人懐っこい子。ごろごろすりすりが止まらなくなって、20分ほどその場で足止めを食うことになった。動画はこちら。