今日もお昼すぎを中心に強い北風が吹いたが、それを補って余りあるほどの日差しが降り注ぎ、最高気温は13.9℃まで上がった。上着を着て歩いていると暑いくらいで、猫も日なたに出ているだろうと期待していたが、実際に歩いてみるとそれほどでもなかった。暖かすぎてみんなお昼寝してしまったのかも知れないし、めじろ台~狭間というコース選定が良くなかったのかも知れない。あまり開拓の進んでいない地域ではあるが、気象条件は良かったので、もう少し会えると思っていた。
最初にカメラに収まったのは、定位置のスッパニャン。最近いつも同じ場所にいるし、カメラを向けてもどうせ目をつぶっちゃうし、見かけてもスルーすることが多くなっていた。
とはいえ、引っ越しまで1ヶ月を残すばかりとなり、この街の猫たちとも名残を惜しむ時期に入った。あと何回かはモデルになってもらうので一つよろしく。
めじろ台駅に到着したのは12:21。ここをスタート地点に設定したことは今までに二度しかなく、猫の発見までに至ったことはたった一度だけ。前回訪れたのは真夏で34.7℃という気温だったが、民家の奥の方で1匹伸びているのを見かけたので、いないわけではないことは分かっていた。
ほら、やっぱり。
生垣を見上げていた茶トラ白。何かが潜んでいた可能性もあるが、すでに逃亡したあとなのか、俺の目には見えなかった。
逃げ切る前に一旦停止して振り向いてくれた。話の分かるヤツで良かった。
「お前は今まで散々他人の家にカメラを向けておいて、どの口でそれを言うか」