頑張って採取したマコちゃんの尿だったが、さすがに20時間も経過しては使いものにならないとのことで、獣医師には尿比重なら測定できると言われたが、それは採尿のついでに自宅で測定しており1.0400と正常値だったのでパスさせてもらった。一方、血液検査の結果と問診からは、初期の甲状腺機能亢進症の疑いありという診立てだった。数値的にそれをよく示しているのはGOTとGPTで、それぞれ59IU/lと87IU/lで正常値を少し上回っていた。甲状腺ホルモンT4は3.58μg/dlと正常値ではあるものの上限域だった。症状が示しているのは第一に体重の減少で、それ以外にこの病気に合致する症状となると、年齢の割に多少元気ということぐらいしか思い当たらない。もっとも我が家には比較対象がサチコしかいないし、俺が知っている外猫の多くは年齢不詳なので、その元気さが生来の性格なのか、それとも病気の症状なのかを判断することは難しい。子猫のころは少し頭がおかしいのではないかと思うぐらい無意味に走り回っていたものだが、障子や網戸を破壊するようなこともなかったし、むしろ他所様の猫よりも大人しかったかも知れない。
2ヶ月半で9.6%という体重の減少を目視やスキンシップだけで気づける自信はないので、今回は定期的に体重を測定していたことが役に立った。現時点ですぐに治療を開始する必要はなく、今後1~2ヶ月程度様子を見て、さらに痩せたりほかの症状が現れる場合は再度受診させることで方針がまとまった。
今日は夜勤前に八王子の中心部を4.5kmほど歩き回ってみた。最高気温は35.1℃で予想されていたほど高くはなかったが、日差しが強くて長時間歩くのは無理そうだった。先に結果を書いておくと、散歩前にサバ白2号に会い、散歩中は2匹のモノクロコンビに会ったが、それ以外はどこの猫拠点ももぬけの殻。頑張って西八王子まで歩くことも考えたが、今夜から夜勤が3回続くことを考えてやめておいた。
気温が高いと奥の方へ引っ込んでしまう。ここは地面がアスファルトなのでちょっと厳しい。
君を「サバ白2号」と呼ぶことにしたのは早計だった。だいぶ懐いてくれたと思っていたのに、こんなにパラメータの要求が厳しいんだったら藤崎詩織にしておけば良かったよ。
通行人に驚いて自宅の敷地に引っ込んだ2匹。そおっと覗いたら黒白がきょとんとしていた。
黒は誰にでも懐く子。いちばんの仲良しはレッドポイントさんだけど最近ぜんぜん見ない。
この子たちを見ていると府中のモノクローム爺さんを思い出す。もう少し元気でいて欲しかった。
黒白は路地の雑踏が気になるようで、いくら呼んでも視線が微妙に外れている。暑さはあまり気にならないようだった。