8月3日ごろには一段落するはずだった猛暑は天気予報を見るたびに延長され、現時点では7日ごろまで連日36〜38℃が続く予想になっている。当分の間夜勤が続くこともあって、まともに散歩していたら本当に身が持たないので、時には休養したり、早朝散歩を取り入れるなどして何とかやり過ごそうと思っている。今まで半世紀以上生きてきて、単発で気温が上がることはたまにあっても、これほどの高温が何日も続くというのはちょっと記憶にない。近い将来、東京の夏は40℃台が普通になるのかも知れない。
夜勤が明けても日差しは容赦なく、4km程度にすぎない甲州街道〜日野というコースを歩くことにも危険を感じたが、夜勤前の昼下がりよりはマシだろうと考え散歩を敢行。このコースは途中に駅やバス停がないので、スタートした以上は歩き切るほかないが、冷房つきの休憩地が少なくとも2箇所あることが背中を押した(市民センターとコンビニ)。
まずは定点の猫拠点をチェック。というかこんな日は定点チェック以外に猫を見つける方途はないのであるが。
ここからでも三毛というのが分かるね。真夏はあの子にお世話になることが多いかも(一例)。
カメラの液晶画面をチルトしてしゃがんだら起きていた。外は眩しいねえ。
普段ならとっくに逃げている距離だけど、今日はそんな気力もないみたい。俺も日なたで屈むのは10秒ぐらいが限界。
……しかし現代の戸建て住宅は日陰が少なく、車の下ぐらいしか猫の居場所がない。軒や庇は短いし、濡れ縁もなければ庭木や庭石を配置する家もほとんど見なくなった。
こちらで伸びていたのは霜降り二毛。この辺りではよく見かける毛色。
通過列車と一緒に撮ろうと思って待っていたら、車の下から出てきた。
二毛が向かった先はとある猫民家。ここが君の拠点だったのかー。
奥で寝ていた茶トラ白の子猫は気配を察して敷地の奥に隠れてしまい、諦め切れずに路地を行ったり来たりしているうちにキジ白の子猫が出てきたりもしたがやはり逃走。そうこうしているうちに頭がくらくらしてきたので急ぎ日野駅へ向かうことにした。この家では去年も子猫に遭遇して、夢中になって写真を撮っているうちに熱中症になりかけたんだった(こちらの子たち)。
今日はこれでおしまい。子猫にはまた会いに行ってみるけど、今度はやられないように気をつけなきゃ……。