八王子では7月9日から約2ヶ月に渡って最高気温30℃以上の日が続いている。台風13号が関東に接近する明後日はそれを割り込む27℃の予報になっているが、いつもそうして騙されてきたので期待はしていない。ちょうど休暇ではあるが猫を探せるかどうかは気温よりも風の強さ次第だと思っている。
風台風で思い出すのはちょうど5年前の2018年9月4日。中心気圧950hPaという非常に強い勢力で徳島県南部に上陸した台風21号は関西を中心に猛威を振るい、関西国際空港の滑走路が冠水したり、連絡橋にタンカーが衝突するなどの被害をもたらした。台風は短時間のうちに若狭湾へ抜けたが関東でも風は強く、八王子で31.5m/sという瞬間最大風速を記録し、翌5日の散歩は散乱したゴミや落ち葉を避けながら猫を探すことになった。この日の記事(こちら)を読み返すと「台風一過の南風により33.6℃という高い気温に晒され」と書かれていて、それが今日の最高気温とまったく同じなのが面白い。たった5年前でも9月初旬にこの気温はちょっとおかしかったわけで、すっかり慣らされた今はそれをあまり不自然とは感じなくなっている。
散歩の方は家事都合により京王線を利用する必要があり、その延長で百草園と平山の猫ヶ丘に立ち寄った。どちらも実績のある猫拠点なので、夜勤前のお昼どきでも猫にはそれなりに会えた。
今日は雲が多いから出てきても平気だよ。トンボがたくさん飛んでいて楽しいよ。
ここは割と動きのある猫拠点で、数分も張り込んでいれば何かしらが路地を行き来する。あれは高みから下りてきた茶トラ白。
坂の下から先月と同じアングルで撮ってみる。
こないだのと似ているけど別の猫。グリーンアイが印象的だった方。ここも茶系が多いので見分けるのがムズカシイ。
古株のクリーム白は眠気で朦朧とした感じだが、地面に跪いてそれを撮る俺も暑さで朦朧としている。この季節は車の下に隠れているのばかりで、液晶モニタが固定のカメラじゃ使いものにならない。最近はKPの性能に不満を抱くことが多く、フラッグシップ機のK-3 IIIに心揺さぶられることもあったが、何日か予備機のK-5を使ってみて固定モニタの不便さがよく分かった。
今日はクリームでおしまいかなと思いながら猫ヶ丘の坂道を下りていたら、運よくお散歩中の三毛ちゃんと行き会った。道理でいつものアパートにいないと思ったよー。
ごろーんを眺めていて気づいたのは、爪がきれいに削られていること。三毛ちゃんはがりがりするの好きだものね。
立ち去る俺を見つめる三毛ちゃん。ああされると後ろ髪を引かれてしまって辛い。