来週末ぐらいから気温が一段階下がってくるらしく、21日以降は30℃以上の予報がほぼなくなっている。ただ9月下旬に相応しい気温かというとそれでも高いとしか言いようがなく、猫探しの旅に出ようという気にはまだなれない。朝夕はいいとしても、このレベルで日差しがあると日中は無駄足になる可能性が高い。今年は下手すると秋らしい冷涼な日というのが1週間ぐらいしかないのではないかとも思っていて、そこへ上手く休暇をぶつけるのは至難の業だ。なので11月に取得するつもりの夏休みも、せいぜい数日にしかならない連休を遠出に全ベットするより、近場でいいから毎日違う場所をハシゴしといた方が安全かも知れない。
昨日から6連勤(3回連続夜勤)が始まっているので、今日の散歩は大人しく六花谷から峠を越える短めのコースにしておいた。2年ほど前まではたくさんの猫に会えるゴールデン・キャットロードだったが、今は淋しくなる一方で、タイミングによっては単に森林浴するだけで終わってしまう。祠のゴンがいてくれるので何とかなっているが、それも永遠のことではないので、会えた時は一緒の時間を大切に噛みしめるようにして過ごしている。
祠の地蔵の裏で寝ていたゴン。舌を鳴らす音で出てきてくれたが、とても疲れた様子で、いつものようにあとをついて回ることもなかった。
最近はお友達の茶トラやキジトラもまったく見かけない。縄張りを侵されて怒るゴンの唸り声を聞くこともなくなった。
ニュータウンの森は巨大な庭園。猫も人も安心してお散歩できる。
前方から現れたのは池のほとりの三毛。ねぐらへ帰るところかな。
……と思ったら茂みで小休止。1歳半になったころだが縄張りはさほど大きくないらしく、見かけるのはせいぜい半径100mの範囲内だ。
毎年どこかしらで子作りしていた黒白ボスだが、今年は子猫の生まれた気配がない。最早こいつの縄張りには交尾相手になるようなメスが残っていないのだろう。若ければシマを変えたかも知れないが、こいつももういい年だからな。
入居者の多くは学生のようだが、可愛がっている人がいるらしく、撮影を終えて歩き始めて間もなく、背後からドアの開く音と「にゃーん」という甘い鳴き声が聞こえてきた。相方の三毛は不在のようだった。