連休というのは3日間ぐらいまでなら長くもないし仕事に戻るのも苦ではないが、4日間以上になると休暇の方が日常になってきて、再び出勤するのがものすごく億劫で苦痛に感じられる。出勤のついでに猫散歩しているので普通の人よりはマシなのかも知れないが、散歩を終えて多摩センターに近づくにつれて歩くペースが遅くなり、背中が曲がり、最終的にはバス停に並んでいたほかの年寄りたちと同じ風体でバスに乗り込むことになった。
4日ぶりの散歩は昭島市内を4.5kmほど歩いた。最近は青梅線方面へ赴くことが減っていて、そろそろ古馴染に会いたい気持ちが募ってきたので素直にそれに従った。知り合ってから10年どころか15年にもなる猫たちなので、今年のように夏が過酷だったりすると安否が気になって仕方がない。先月4日の雨の日以来だから2ヶ月も経っていないが、猫の2ヶ月は人間の8ヶ月にも相当するからやはり長いのである。
昭島駅前から中神駅行きのバスに揺られて10分。碁盤目状に展開する古い住宅地にたどり着くと、馴染の茶トラが毛繕いをしているところだった。
時々こちらをチラ見してチェックする。ちゃんと見てるからもっとやって。
この感じだともう冬毛かな。9月上旬に会った時はこんなだった。
この辺りは横田基地に近く、今日は上空をオスプレイが飛び回って独特な飛行音を響かせている。住宅地にもところどころに空き地然とした航空施設があり、その周辺は猫の遊び場にもなっている。
気配を察して目を覚ました。オスプレイが飛んでいても寝てるのに何で俺だと起きるの。
落ち葉を踏む音に反応して飛び起きたのはサバ白1号。起き抜けから鳴きっ放し。
口元に少しよだれがついているようだね。口内炎にでもなっちゃったか。
日差しが心地良いのか、寝ぼけまなこのサバ白1号。年内にもう一度会いに来られるかな。
ここのところめっきり猫が減った猫マンションで今日は2匹の猫に会った。
2013年6月に知り合った十年選手。初対面から転がってくれた。
自転車置き場には臆病な灰猫もいた。一歩前に出ただけで逃げる子なので撮影は厳しいかも。
そして茂みの陰から逃走後の姿をもう1枚。10年前と同じ反応だから慣れちゃったよ。
最後に立ち寄ったのはキジ白3号邸。自宅の庭で地面の熟柿を嗅いでいた。
自宅は突き当たりの右側。気づいた瞬間に駆けてくるから、お澄まし写真はもう撮れないね。
今日は長年の懸案だったキジ白3号の性別確認を。最初に見かけた2009年6月は出産直後だったと推定され、一応メスだとは思っているが、子猫を見たわけではないしオスにだっておっぱいはあるので、今いち自信が持てなかった。人懐っこくてすぐに近寄ってくるので後姿を撮るのも難しく、今日になってようやくカメラに収まったという次第。……で、これはメス?
顔つきや口元も女っぽいからやっぱりメスだよな。写真を撮ってもやっぱり自信がない。