天気などという自分の努力の及ばないことで汲々とするのは意味がないとは思うのだが、それにしても御蔵島の天気予報が芳しくないことで心がざわついてしまい、一周まわって躁のようになって休憩中もろくに仮眠できず昨夜は疲れ果てた。猫旅初日(15日)に限っては雨の心配がほぼなくなった一方、2日目は前線通過のため午前中から嵐になるらしく、予報によれば両日とも最大16〜17m/s程度の強風が吹くそうで目玉が飛び出た。天気予報における風速というのは10分間平均値で、最大瞬間となるとその3倍ぐらいになる可能性があり、これはもう台風のレベルだからさすがのヘリコプターも欠航だろう。先月の前線通過といい、どうしてピンポイントでこういうのに当たるかなあ……。
こうなってくると青ヶ島よりも御蔵島の方がよほど難易度が高いのではないかという気さえする。冷静になって西高東低の典型的な冬の天気図を思い出せば、どこの島へも行きにくいことは想像できるわけで、要するに俺は離島というものを舐めていたのだろう。
初日の朝は予定通り調布飛行場へ向かうつもりだが、そこから先の旅程として考えられるのは、大島行きが飛ぶなら大島へ渡って猫を探したあと、御蔵島行きのヘリが欠航になって東海汽船で日帰りするか、あるいは東海汽船も欠航して大島に泊まるパターン。最も悩ましいのは御蔵島行きのヘリが就航した場合で、飛ぶのに乗らないとなれば9,000円近いキャンセル料がかかるし、それを惜しんで御蔵島へ渡ったとしても、復路の御蔵島→三宅島あるいは三宅島→調布の空路が欠航になったらそれこそドツボに嵌まる。こうなると9月の猫旅のように夜勤をドタキャンする可能性が高く、同じことを二度繰り返したら職場で誰も口をきいてくれなくなる。
まあいいや。そんなわけで勤務中はほとんど休まらず、散歩を控えめにしたら猫も控えめな結果に終わった。
縦格子の隙間から見えていたのはこの家で暮らす三毛。日の丸猫の相方でもあり、見かけるのは去年1月以来。
毎度お馴染のサバ白2号。空が青い日はたいていここで寛いでいる。
暖かな日差しに目を細めるマコちゃん。一昨日はサチコを載せたのでちょうど良かった。
痩せっぽちながらも体重が安定的に推移しているサチコと違い、マコちゃんは年明けに5.7kgほどだった体重が4月下旬から右肩下がりに減り始め、動物病院では甲状腺機能亢進症の疑いありとなって様子を見ていた。結果的には5.1kgで下げ止まり、9月上旬を境に少しずつ持ち直して直近では5.3kgまで戻している。今のところ緊急性は低いと思ってほっとしているが、マコちゃんも高齢になってきているし、以前のように7kgを超えることはもう難しいだろうな。