最近は夜勤を2回やって2日休むパターンが多かったので、今日は休暇のつもりでのんびり過ごしていたら、今週に限って3回連続夜勤が入っていて今日は出勤日だったことに気づいた。その時の絶望感といったら筆舌に尽くしがたく、傍らのサチコもがっかりした様子でにゃーんと鳴いたが、行かないわけにもいかないのでちゃっちゃと仕度して正午ちょうどに家を出た。散歩コースはまったく考えていなかったが、もともと今日は休載するつもりだったので気は軽く、空振り覚悟で久しぶりに谷保からスタートした。
最初に立ち寄ったのは車も通れない細い路地に面した小さな森。かつてペルシャ顔クラシックタビー薄色三毛という長い肩書のついた猫が暮らしていた場所で、最近は猫影も薄くなって立ち寄ることもなくなっていたが、今日はまさかの2匹同時遭遇。
しかも2匹ともまだ若い。ここ、まだ猫がいたんだなあ。
キジトラは瞬時に逃亡し、残ったキジ白は何とか宥めて少しだけ近寄れた。懐きそうにない感じだったので、また来てもダメだろうな……。
途中、2匹ほど逃げられるなどして、次に見かけたのは日陰で休む黒白。
今日は朝のうち雨が降っていたが、ほどなく青空が広がって気温も上がり、府中アメダスでは16.8℃を記録した。風がぬるいから日に当たらなくても寒くないね。
……などとフレンドリーに話しかけつつ一歩前に出たら奥へ飛び退いてしまった。
一方こちらの猫は高みで毛繕い中。少し雲がかかって日が翳ってきたところ。
一応呼んでみる。中には駆け下りてくる子もいるからね。
しかし反応はない。それよりも俺は階下の黒にまったく気づいていなかった。
最後の猫は民家の敷地に佇む黒白。一度は近寄ってきたけど、郵便配達のバイクに驚いて引っ込んでしまった。
明日も晴れるようだけど気温は一転して9℃止まりだそうなので、猫たちも今日よりは日差しを求めて見えるところに出てくるはず。どこを歩くかはまだ未定。
