今年の秋は気温が乱高下している上に、交代勤務の合間に散歩しているので、体が変化に追いつけずに悲鳴を上げている感じだ。日勤前に歩いた昨日は7.0℃と、猫の息も白くなるような寒さだったのに、今日の夜勤前は26.4℃まで上がり、上着を家に置いて出勤した。この二日間の散歩時の気温差は20℃近くにもなり、これを書いている今も体調がすぐれないので、一段落したら仮眠でも取ろうと思っている。
今日の猫散歩はJRの日野駅からモノレールの甲州街道駅まで。青空だけ見れば秋晴れだが、日差しを受けるとかなり暑く、出歩く猫も足早に見えた。
道路を横切る麦わら猫を追って、覗いた庭は猫民家。麦わらは奥の日陰へと消え、質素な猫置き場で茶トラ白がまったりするのみ。
その辺を一回りしていると、塀の上で寝入っているのを見つけた。
舌を鳴らして呼んでもまったく反応なし。昨日はみんな日差しを求めて出てきたのに、今日は真逆だな。
再び先ほどの猫民家へ。ここはもともと半反ほどの畑だったが、いつのまにか地面が均されて、新築工事が始まろうとしていた。奥の方からとぼとぼ歩いてくるのは、ヨレたキジ白。
警戒はしているが、歩みは止めない。白い囲いの向こうには、美味しいものがあるからだ。
いちばん最初に見かけた麦わらは、庭の高いところで休んでいた。
あの畑には色々な猫が現れて、何度もお世話になったものだった。初めて訪れた時は、胎盤をぶら下げたビギナーお母さん猫に会ったし、天気のいい冬のある日には、猫民家の塀から足が飛び出ていたこともあった。畑の跡にはアパートが建つらしいが、工事の進捗とともに、猫たちの縄張りにも変化が生じることだろう。ここにはいずれまた来る。
引き続き猫民家付近で次の猫発見。
キジ白のいた場所に立ち尽くしていると、敷地の中からこちらを窺う視線が……。
敷地から出てきたのは小柄なサビ猫。デートの邪魔しちゃったみたいだな。最近毎日誰かの邪魔をしている気がするな……。
予報では明日も晴れ。もう11月になるんだから夏日とか本当にやめてください。