冬の間、サチコは毎晩のように布団に潜り込んできては脇の下で丸くなる。24時ごろ就寝する妻が暖房を止めるまでは階下で一緒に過ごし、妻が寝室に上がって居間が冷えてくると、人肌を慕ってにゃあにゃあ言いながら階段を上ってくる。その時に起きていれば入りやすいように布団を持ち上げてやるが、もし寝ていたとしても、目覚めるまで肉球でつつかれ続けるので結果は同じだ。脇の下に収まってからしばらくの間はごろごろと喉を鳴らし、それが次第に規則正しい寝息に変わり、何時間か経って体が温まると満足してぷいと出て行ってしまう。昨夜は普段よりもぐっすり寝ていたので、布団からサチコが出て行ったことに気付かず、朝目覚めてみると脇の下には親指大のウンコが平らになって落ちていた。猫トイレにもウンコを排泄した形跡があったので、切れが悪いのをぶら下げたまま布団に入ってきたものと思われた。匂いだけは一人前の小さなウンコを片付けるのに2時間もかかり、洗濯した毛布やシーツを外に干したところで夜勤の出勤時刻となった。
鼻についたウンコの匂いを振り払うように、快晴の拝島駅をスタートしたのは12:40。歩き出して間もなく、道端でうずくまる黒い物体に遭遇した。
地面の何かを嗅いでいたらしい。そんなに嗅覚が敏感なら、自分のウンコにも敏感になってもらえませんかね。
何の関係もない黒に苦情を言って振り向くと、そこにも猫の姿が。
この辺りの灰猫は目が合っただけで逃げてしまうのが多いが、こいつだけは何とか撮影を許してくれる。1ヶ月ぶりだけど以前にも増していい毛艶。
モノクロ三兄弟の黒白は2011年11月以来、10年以上に渡るお付き合い。もう1匹の黒白も元気にしているが臆病すぎてなかなか写真が撮れない。黒は真っ黒だけに特定が難しいがたぶん元気だと思う。
一昨日の雪がまだわずかに残る児童公園。日なたで寛ぐ猫が分かるかな。
向こうもこちらに気づいて鳴き始めた。あれも10年を超える古い馴染のサバ白1号。
明けましておめでとうございます。松の内は明けちゃったけど、また会えて良かったよ。
一方こちらは高みで寛ぐ猫。この写真には2匹写っているけど、両方見つけるのはちょっと難しいかも。
残る1匹は樹上の黒。キジトラとの位置関係をヒントにして、もう一度探してみて。
ちなみにこの家にはたくさんの子猫がいるが、いつも蜘蛛の子を散らすように逃げてしまって歯が立たない。今回は固まった灰子猫だけ辛うじてカメラに収まった。ちなみに前回(12月4日)は黒子猫がカメラに収まっている。
1ヶ月ぶりに訪れて丸裸になった並木道。温水パイプ猫は元気かな。
一昨日から昨日にかけての寒さでも、きっとこんな風にだらんと過ごしていたんだろうなあ。
この辺りの昨日の最低気温は氷点下5.3℃。パイプを流れる人肌のお湯がこの子だけのパラダイスに変えている。
そんないい場所が近所にあるとは露知らず、住宅街で暮らす茶トラは西向きに佇立していた。
この子はとても頭のいい子。逃げたのではなく、自宅に戻ってモデルになってくれたのだった。
時にはうにゃうにゃと人生相談を受けることもあるが(一例)、猫だけに何を言っているかはさっぱり分からない。