風邪のような風邪じゃないような中途半端な状態で、鼻がぐずぐずしたまま治らない。台湾では熱中症スレスレで散歩して、帰国してからは気温の乱高下で出かけるたびに季節が違うような日々が続き、今日は降って湧いたように冬になった。八王子で今シーズン初の氷点下を記録した中、今朝は頑張って早起きして福生の猫たちに会いに出かけてきた。せっかく行くからには知り合い全員に会いたいわけだが、相手は猫なのでそう都合良くは行かない。今回は踊り子さんの妹分に会えたことを喜ぶことにして、残りは次回の課題にする。本来この季節は関東特有の雲一つない冬晴れの日が続くはずで、朝日の差す時間になれば、猫たちが一斉に出てきて毛繕いを始めるんだが、今年は晴れること自体が少ない上に、表記上は「晴れ」になっていても雲を伴うことが多い。猫たちの行動パターンも拡散しがちなので、例年よりかなりやりにくさを感じている。
で、こちらが踊り子さんの妹分の三毛。何だかんだで5ヶ月ぶり。
視線が冷たいような気もするが、付き合いは長い。6年前と同じ行動パターンなので、生活は比較的安定しているものと思われる。
寂れた歓楽街を抜けて住宅街に差しかかると、空き地の向こうに白いのが見えた。
やや後ピンになったお陰で、冬毛が逆立っているのがよく分かる。今朝はとても冷え込んだからなあ。
定点の猫路地を覗くと、塀の上で2匹の猫が弱い日差しに当たっていた。
相方の黒は病気に罹ったのか、前回会った時よりずいぶんヨレていた。手厚くしてもらってはいるはずだが、冬場はこういうことになりやすい。
思い出せないぐらい前に一度だけ猫を見かけたことのある民家で再び猫発見。
以前ここで見かけたのは銀三毛だったなあ。あの子はもういないのかしら。
この子も5年半前に見かけた子も、茶色+銀トラ+白のいわゆる銀三毛。キジ三毛の遺伝子型ww Oo A- B- C- ii D- S-のうち、I遺伝子座が優性のI-に変異し、フェオメラニンの生成が阻害されることでキジ色から黄色味が抜けて、このような毛色の組み合わせになる(I遺伝子は茶色のO遺伝子より下位なので茶色には影響しない)。銀三毛がそう珍しいわけではないが、6年越しに同じ家で見かけた子なので、どうしても親子関係を疑ってしまうし、もしそうだったらとても嬉しい。
歩いているうちに雲が厚くなってきて、気温も5℃ほどで止まったまま上がらない。こういう時は本当に探しにくくなるので、半ば諦めていたが、定点の黒白は今日もいてくれた。
何も考えずにシャッターを切ったら鼻筋が白飛びしてしまった。君の顔は露出が難しいね。
公園の隅でぽつねんとしていた黒白。呼んだらこちらを振り向いた。
遠くからディーゼル機関車の汽笛が聞こえてきて、よく考えたら今日は貨物列車の運転日だった。事前に通過時刻を調べておいて、写真でも撮ればよかった。