昨日は午後から首都圏全域で雪となり、都心では10cmの積雪が観測されたそうだが、昔の東京ならこのレベルの雪は年に何度か降っており、特に目を剥くほどのことではない。俺が驚いたのは積雪深よりも気温の低さで、府中アメダスで観測された昨日の最高気温は何と1.9℃。しかも今朝は氷点下6.7℃まで下がったというから、これはほとんど真冬日といっていいレベルの寒さだ。観測史上記録を紐解くと、府中アメダスで真冬日だったことはさすがになく、今朝の最低気温は1977年以来の9位タイ。ちなみに1位は2018年1月25日の氷点下8.4℃で、この日の朝、猫を探して立川市内を散歩した時の寒さは今でもよく覚えている(こちらの記事)。
そんな寒い日だった昨日は散歩をヘタレたが、今朝は平山で所用があったため出かけないわけには行かず、背中にホッカイロを仕込んで6時すぎに家を出た。日の出前の路地は凍てついてバキバキになっており、いつもなら自転車で5分ほどのところ、20分かけて歩いた道中に猫の姿はなかった。2018年の酷寒の朝と同様、こういう日はある程度日が高くならないと猫たちは出てこないようで、1匹目を見かけたのは平山で所用を終えてから。時刻は9時を過ぎていた。
冬の朝は高いところが基本。庇の乾いたところで三毛が体を温めていた。
給湯器のサビはさっさと逃亡。寛ぎ場所の違いは性格の違いかしら。
猫ヶ丘の急坂は南北に延びており、朝のうちは日が差さないので凍ってつるつるになっている。間違っても転ばないようへっぴり腰で坂を下り、日なたの乾いた地面にほっとして一息つく俺たち夫婦の姿を、道路向こうの猫が眺めていた。
これはいつものクリーム白さん。明けましておめでとうございます。
最近この辺りにはクリーム猫が増えつつあり、それらはみなこの子が生んだのではないかと睨んでいるが、出会って5年以上経つのに育児中の姿を見たことがなく、今いち確信が持てずにいる。この子がメスなら、生まれてくる息子は基本的にすべてクリームか茶色になるんだけれども。
傍らにいた茶トラ白との関係性も不明。あれもたまに見かける子。
民家の隙間を縫って逃走を図ったところ、何とか呼び止めてモデルになってもらった。猫ヶ丘に生息するクリーム猫の一匹。
俺に気づいて表情が曇るアビちゃん。大きなカメラが嫌いなのかと思っていたけど、iPhoneのカメラを向けても暗い表情のままなので、嫌いなのはカメラじゃなくて俺なのかも知れない。