この記事が予約投稿される18時(台湾時間17時)、いつもなら羽田行きの中華航空222便に乗るため、台北松山空港へ向かっているところだが、今回に限っては桃園空港から成田行きの中華航空106便に乗る。明日は日勤なので早起きしなければならず、自宅に着くのが24時を過ぎる222便では少し辛いからだ。106便は台湾を2時間早く出なければならないが、家には23時ごろ帰って来られる上に運賃も少し安い(成田エクスプレスでチャラだけれけども)。
今回のような気紛れ旅にはLCCの方が合っていると以前は思っていたが、LCCが標榜する最低運賃は適用日や適用便がかなり限られているし、利用しにくい運航時間に合わせて段取りすると、結局FSCとあまり変わらない金額になったりもする。深夜早朝の行動を強いられ、座席は狭く、体力の消耗も大きいことから、一度バニラで往復してからは、台湾旅行にLCCを使うことはなくなった。
さて、今日の予約投稿は今月4日の福生~昭島散歩の続きから。この日は八高線の東福生から某巨大団地までの10.1kmを3時間50分かけて歩き、前回の記事ではその前半の2.7km、1時間10分の様子を紹介した。前半と後半で距離や時間が偏っているのは、時間の経過とともに猫影が薄くなってきているからで、塀の上の黒白に逃げられた20分後、今度はバケツの水を飲むキジトラに遭遇した。
舌を鳴らして呼んだら、背筋を伸ばしてこちらを振り向いた。光の加減で分かりにくいが、両目に炎症があるようだ。
ひょこひょこと逃げるキジトラ。視力が落ちているのか、何度も振り向いてはこちらを見極めようとしていた。
赤いリボンの似合う子。呼ぶと少しずつ近づいてくるが、手の届くところまでは来てくれない。
「だって、知らない人に近寄っちゃダメって言われているんだもの」
名残惜しそうにこちらを見つめていたが、そのうち道路向かいの家の庭へ消えていった。
この大白斑は割と古い馴染みで、初めて会ったのは2014年7月に遡る。俺にはまったく懐かない。
「にゃあ」と声がして振り向くと、茂みの陰からもう1匹現れた。尻尾の感じからして人懐っこい子だ!
指の匂いで挨拶したら、フレーメンチックな反応。このあと草むらを行ったり来たりして遊んだ。
……しかし、シャッター切ったらこの有様。ホントごめんなさい。もう行くから寝てください。
とある酒蔵にたどり着き、少し休もうと思ってベンチを見ると、先客が寝ていた。
ここで時々会える二毛婆さん。前回は鯉のぼりの季節だったな。
猫にカメラを向けていると、従業員と思しきお兄さんが、通り過ぎざまに「トメ、写真撮ってもらって良かったね」と声をかけて行く。君はトメだったのか!