昨日は台湾で米を買ってくるなどと嘯いたが、実際のところ、せっかくの雨リベンジ旅行がまた雨で、悔し紛れにそう書いた部分が大きい(台湾の米を日本で炊いて食べてみたいのは事実)。ところが冗談ではなく本当にやった人がいたそうで、この人の場合は台湾から日本へコシヒカリを買いに来たそうだ。米だけ買ってとんぼ返りする予定だったところ、入国カードに滞在先を書かなかったことで怪しまれ、事情を説明してもなかなか理解してもらえず、ようやく入国審査をパスしたのは帰りの飛行機が出る30分前。米屋に行く時間などもちろんなく、ペットボトルのお茶だけ買って台湾へ帰ったそうだ。ちなみに俺も一昨年の秋、日帰りの香港猫旅を企てて航空券も買ったが、運悪く台風が接近して、予定通り帰って来られない可能性があったため、泣く泣く諦めたことがある。お茶一本でも買えたならまだマシな方だ。
まあそんなことはどうでもいいんだが、そんなわけで俺は日本にいないので、今日は先月27日に歩いた拝島~某巨大神社の後編を紹介する(前編はこちら)。
9時すぎに拝島駅を出発したものの、旧々居付近の親しい猫(シャム混1号や再開発ファミリーなど)に会うことは叶わず、町内を一回りしたあと人懐っこいサビに出会うまでが前回。カメラを向けるなり駆け寄ってきて、ごろーんをたくさん見せてくれた。
人懐っこすぎて写真撮影は難しく、いつものように少し飽きたところで撮影再開。この辺の詰めの甘さはカメラマンではなくサラリーマンなのでご容赦を。
なお、道路向かいの麦わら猫が一部始終を眺めていたことを申し添えておく。
2匹は姉妹なのかも。何となくつかず離れずにいる子たちだった。
最も距離を詰められたのはこの角度。丸い背中が一層丸くなった。
定点の猫拠点がもぬけの殻で、1匹もいないのは珍しいなと思って辺りを見回すと、ちょうどお出かけから戻ったところらしく、うにゃうにゃ言いながらこちらにやって来た。
警戒して散開したところ、10分ほど粘って個別撮影に成功。ちょっと呆れられているようにも見えるけれども。
ここ、雨の時なんかよくお世話になった場所だけど(一例)、こいつはあまり記憶にないな。どこからか流れてきたのかな。
日陰でじっとしたまま出てこない。日差しはあっても気温は9℃と低く、いくら長毛でも日陰は寒いんじゃないの?
なお毛色のタグは、今までと同じサバトラ(銀トラ)にしているが、ティッピングが比較的大きく入っているようなので、正確に分類するならシルバーシェード(shaded silver tabby)ではないかと思う。
神社下の猫アパートに到着したのは11時前。踊り場に佇んでいたのは去年5月以来の有閑マダム。会いたいと思っていた子にようやく会えた。
高齢で足腰が衰えてきたため、去年の夏ごろから準室内飼いに移行したマダム。時々リードをつけて日なたぼっこさせているとは聞いていたが、本人があまり出たがらないらしく、再会するのに半年以上かかってしまった。次またいつ会えるか分からないので、もう少し一緒にいたかったが、この写真を撮った直後、ぷいと踵を返して部屋に入ってしまった。
このあとキバちゃんちにも寄ってみたが気配はなく、かつて猫の巣窟だった境内からは、時折カラスの声が聞こえるのみ。