今住んでいる家は最寄り駅まで徒歩16分とやや遠いが、ほぼ同距離に中河原、分倍河原、府中本町という三つの駅があって多少の救いになっている。使える路線も京王線、南武線、武蔵野線の三つあり、常に多方向へ散歩に出かける俺のような人間にはとてもありがたい。その中で最も利用頻度が高いのは京王線と南武線の通る分倍河原だが、この駅は立川崖線沿いにあって駅の南北が標高差によって分断されており、駅舎と駐輪場に接続する跨線橋が両方を結ぶ唯一の通路になっている。商店街は標高の高い北側にあって人通りも多いが、北側の駐輪場は駅から離れており、駅直結の駐輪場は南北の住民が利用するので常に混雑しているほか、その影響で標高の低い南側の駅前駐輪場も夜勤に出勤するお昼ごろには満車になっていることが多い。
この駐輪場で使われているシステムが本当にクソ・オブ・クソで、まず第一に「空」と書かれた表示が当てにならない。最近増えている子供乗せ自転車などはタイヤが太いので、レーンのラッチがきちんと閉じられず、センサが自転車の入庫を認識しないのである。中には料金逃れのためわざとラッチが閉じないように止めている輩もいる。しかしこちらとしては、空と表示されている以上は空きレーンを探さなければならず、そのレーンが何番なのかを表示する機能がないので、出勤前の慌ただしい時に250台分のレーンを端から端まで見て回らなければならない。操作盤には5桁の数字と時刻を表示できるLEDが搭載されており、空きレーン番号の表示機能など容易く実装できるはずなのに、なぜユーザに原始人みたいな動作を強いるのか。
そういうことが頻発するので最近は分倍河原が嫌いだが、今日は福生~拝島方面を散歩したかったので、仕方なく分倍河原から南武線の電車に乗った。正味27分という所要時間はかなり効率の良い接続パターンで、スタート地点の福生に到着したのは12:33。どうせ誰もいないだろうと思って立ち寄った歓楽街の路地で三毛を見つけた時は思わず声が出てしまった。
再会を喜ぶ俺に気圧されたのか、シャッターにお尻を引っ込めた踊り子さん。元気な姿を拝めてホント嬉しい。
次に立ち寄った猫拠点では馴染のクリーム白が日に当たっていた。今日の最高気温は22.7℃、弱い北風が涼やかで過ごしやすかった。
3月上旬以来の2ヶ月半ぶり。元気にしてたかー。
今日みたいな日は日陰の方がきれいに撮れるね。さすが、よく分かってらっしゃる。
日陰から出てこなくなったクリーム白を諦めて、改めて辺りを見回すと、いつの間にかもう1匹増えていた。
お散歩中の猫と鉢合わせになることがままあるので、徒歩であっても丁字路のミラーは確認必須。今日のはだいぶ向こうに留まっているようだ。
これは鏡の反転ではなく、逃げるためのリアルな反転。お騒がせして済みませんね。
去年7月以来の濃ゆいサビ。この家にはそっくりなのがもう1匹いたが、そちらは2019年12月を最後に見なくなった。
最後にキジ白3号のねぐらを覗いて今日の散歩はおしまい。道すがらの知り合いたち、もう少したくさん会いたかったなー(こちらやこちら)。
今日は曇りだというから君の姿がきれいに撮れると思って来たのに、すっかり晴れ上がって予定が狂っちゃったよ。
といってもこいつはカメラが苦手なので、まずそこから何とかしなければならないのであるが。今年も去年みたいに紫陽花と一緒に撮れたらいいな。