世の中はゴールデンウイークに入り、俺自身もその気になれば全部繋げて11連休にしようと思えばできないことはなかったが、どうせ在宅勤務だし仕事もないので有給は明日だけ取ることにした。なので俺のゴールデンウイークは前半4連休と後半4連休の二つにきれいに分かれている。
運動不足解消のための散歩が捗らないのは台湾レポートを優先しているからだが、あんな駄文でも旅行記となると色々と調べものが多く、執筆するには最低でも4〜5時間はかかるのでなかなか進まない。かといって張り切って散歩して仕掛かりが増えるのもイヤなので、台湾が詰まっているうちは何も進まないという悪循環に陥っている。まあそれでも4泊5日の記事が9回で終わるのは異例の短さで、もしこれが4日目の枋寮でもっとたくさん散歩したり、帰国日の高雄で予定通り旗津島を訪れていたら、少なくともあと4〜5回は連載が延びていたはずだ。そうならなかったのは全部イカのせい。楓港の屋台で買ったあの甘辛くて美味しい炙りイカが俺の旅行の最後の24時間を台無しにしたのである。
まあそんなことはどうでもいいんだが、せっかくの連休なのて、せめて前後半で一度ずつは猫たちに会いに行きたい。かといってどこへ行っても混雑する時に遠出するのはイヤなので、今朝は去年7月以来9ヶ月ぶりに所沢の濃淡コンビの許を訪ねることにした。定期更新を終えたら行く機会はほとんどなくなると思っていた矢先、去年10月から勤務先が北府中になり、これならいつでも行けると思って余裕かましていたところ、4月からテレワークになってすっかり出不精になったという次第。しかし濃淡コンビは人懐っこくて可愛いので、暑くなる前には会いに行こうと決めていた。
今の季節としては遅めの6時すぎに家を出て、最初に見かけたのが近所のクロエさんなのは幸先が良かった。
武蔵はカメラが苦手なのでイカ耳がデフォルト。視線の先で何かが動けば瞳孔が開いて耳もまっすぐになるけど、今はそれを待っている余裕はないのだ。
スタート地点の新秋津に到着したのは6:47。久しぶりの鉢割れ黒白に会えたのも運が良かった。
最後に見たのが2022年12月だったから、正直もう諦めていた。元気そうで良かったよー。
途中いくつかの猫拠点で空振りだったり、猫拠点自体が解体されてなくなっていたりと、1年足らずの間にも変化の激しい道中だったが、馴染のクリームはずっとそこで待っていたかのように座っていた。
猫の記憶力というのは侮れないもので、このくらいのご無沙汰なら余裕で覚えている。あとをついて回る姿は1週間会わないのも9ヶ月会わないのも変わらない。
天気のいい朝は、ごろーん。7時の時点で10℃ぐらいだから、今はまだ日差しがありがたい。
クリーム白を構いながら舌を鳴らしたりプスプス言ってみたりしたが、相方の茶トラは出てこなかった。元気にしていればいいんだがなあ。
こちらは鬱蒼とした木立に囲まれた猫邸宅。2匹の構成員がこちらを睨んでいた。
よく見たら3匹いた。みんな顔馴染だけど、さっきのクリームほど親睦が深まっていないし、さすがに忘れられちゃったかな。
敷地の奥にいたはずの茶トラもいつの間にか近寄ってきている。この宙ぶらりんな状態、落ち着かないので、懐くのか逃げるのかはっきりしてもらえませんかね。
最後に指の匂いを嗅いでもらって今日の散歩はおしまい。霜降り三毛に触れたのはたぶん初めてなので、久しぶりに来た甲斐はあった。次はなるべく忘れられないうちに来るようにしよう。