今朝は中野島から登戸までの1駅を軽く散歩するつもりだったが、雨上がりだった割には猫に会えず、あともう少しと思って電車を乗り継ぐうちに黒川〜はるひ野〜唐木田と山奥へ分け入り、さらに去年9月まで通っていた職場を経て京王堀之内に至るという長い散歩になってしまった。無論、丘陵地でこの距離を歩く気力も体力もないので、移動はすべてシェアサイクル。しかしそれでも期待したほどは会えなかった。
空気中の塵や埃、花粉や黄砂が雨で洗われ、強烈な日差しに照らされた猫たちの細路地。地面でこそこそしているのはあとでゆっくり構うとして、高みで日に当たっているのは長毛の麦わらかな。
こうして見ると麦わらっぽくないんだけど、初めて会った時に眉間や左前足にレッドがあることを確認済み。あれはちょうど4年前のことだった。
日陰の路地でこそこそしていた茶トラ白は窪みの水を飲んでいた。
機嫌が良ければ転がったりもしてくれるけど、年を取って狷介になってきたのか、今朝は冷淡だった。
ふてにゃんの路地で会いたかった大白斑の美人三毛はあいにく不在。次に見かけたのは薔薇棚の家の黒だった。
黒という毛色はとても温かそう。日中は暑いくらいだけど、朝は10〜12℃ぐらいまで下がるからまだ寒いんだよね。
2匹とも何度か見かけたことがあって、とりわけ右側の子は好奇心旺盛。久しぶりだから警戒されたかな。
薔薇棚の家といえば猫が引っかかっているのが定番だけど(一例)、今朝は姿が見えなかった。
前の職場まで足を延ばしたので、7ヶ月ぶりに妹ちゃんの団地を覗いてみた。舌を鳴らしたら全力で駆け寄ってきたけど……、
「誰だっけ?」というような顔つき。分かってて駆けてきたんじゃないんかい!
以前はそうして呼び出してデートしていたからね。条件反射的に反応したのかも。
最後まで記憶の糸が繋がらなかった妹ちゃん。以前のように触ることは叶わず、遠巻きににゃあにゃあ鳴くだけだったけど、元気そうな姿を見られたのは良かった。