休日に行楽地へ行くのがイヤなら、そうじゃないところへ行けばいい話なので、今日は朝から出かけて南平〜平山城址公園で3匹以上の猫を見つけてきた。これでこの区間はクリアとなり、京王線猫行脚の残りは平山城址公園~京王八王子の3駅となる。この調子で梅雨明け前に終わらせられればいいんだけれども。
規定数の猫を見つけられたのは良かったが、予想したほど簡単ではなく、例によって歩いた距離は10kmを超えてしまった。1匹目を見つけるのに40分かかったのは想定内だが、2匹目のキジ白がこれまた警戒心の強い子で、目が合っただけで見えなくなるまで逃げてしまうので、なかなかカメラに収まらない。今日の区間はいざとなれば猫ヶ丘の猫たちに助けを求めることもできるわけで、ちょこまかすばしっこいキジ白に拘って、貴重な早朝の30分を費やしたのは失敗だった。そのほか民家の敷地の奥にじっと佇むサビ猫を見つけて、もう少し近くへ来ないものかとしばらく待っているうち、あまりにも動かないのでカメラのズームレンズで拡大してみたら石だったということもあり、効率性の面で今一歩の散歩ではあった。
民家の濡れ縁で朝ご飯待ちの猫を発見したのは6:53。
お土産を持ってきたので一応呼んでみたけど、じっとこちらを見つめるばかりで動かない。
ダッシュで逃げたため、一本隣の路地で出てくるのを待っていたところ、目が合うなり元の路地へ逆戻り。コの字の路地を行ったり来たり、ワンセット5分を3本やって諦めた。ちなみにこの路地で最も会いたかったのは、平山時代に仲良くしてもらった人懐っこいサバ渦白なのだが、最後に会ってから3年以上も経っており、キジ白のついでに探してみたものの見つけられなかった。
平山時代、駅前でたまに見かけた麦わら(こちら)だろうと思っていたが、帰宅してから調べたらよく似た別人だった。この違いを記憶で区別するのは無理。
規定数の3匹は満たしたが、散歩としてはやや淋しいので、猫ヶ丘の猫たちにも会いに行った。ただし、京王線猫行脚で一度カウントしてしまうと、次回の平山城址公園~長沼の時に重複してカウントできないルールなので、あとが苦しくならないよう、坂の下で見かけた数匹と戯れるに留めておいた。アビちゃんにも会いたかったが今日は濡れ縁に出ていなかった。
三毛ちゃんと遊んでいるうちに、鉢割れの茶トラ白も現れた。あの子はこの辺りでいちばんの美人さん。
「こないだほかの子にも同じこと言ってたわね」
三毛ちゃんはマイペース。機嫌がいいとところ構わずすりすりする子。
人懐っこい素振りは見せるが、三毛ちゃんのように触らせてはくれない。少し離れた場所で目を細めている。
車の下のスッパニャンは2ヶ月半ぶり。以前ほど拒絶的ではなくなっているような気が。
1.3kmの駅間距離に対して10.7kmも歩いて、ややげんなりして帰宅したのは10時。自宅にほど近い、西の猫民家の黒白を久しぶりにカメラに収めた。
以前はもっと近い窓辺にいることが多かったが(一例)、庭の配置が変わるとともに寝床も奥の方になり、写真を撮れる場所にいることはあまりなくなった。こいつはこの家最後の猫。