来月から少し忙しくなりそうなので、今月中にいくつかの猫拠点を巡回しておきたい。今朝はその一環で福生〜拝島を散歩したが、踊り子さんや福サビ1号といったお馴染さんには会えなかった。踊り子さんについては、仕事場のシャッターがいつも少しだけ開いているので、きっと今でも出入りしているのだろうが、あの子も老齢なので以前のように頻繁には出てこないのかも知れない。明日もできるだけ散歩するよう努めるが、最近メンタル的に低調なので、どうなるかはその場になってみないと分からない。
時刻は5時半すぎ。夏至が近づき、曇り空でもだいぶ明るい近所の路地にクロエさんがいた。
厳しい目つきで黒煙邸を見つめていたが、こちらに気づいて姿勢を崩した。いつも突然やるのでフレーミングが間に合わない(立派な尻尾を撮りたい)。
自宅の近くで武蔵も見かけたが、俺に気づくなり踵を返して逃げてしまった。あいつはあまり縦移動をしない猫で、塀を乗り越えてまでは入ってこないので、隣家との境界に猫が通れるぐらいの隙間を開けてみた。遊びに来てくれればいいんだけどな。
福生で見かけた1匹目は顔見知りのクリーム白。何だかんだで1年ぶり。
4月上旬に逆コースの拝島→福生を散歩した時は見当たらず、今朝も会えずに一度は諦めたが、せっかく来たのだからと路地をもう一回りしたら今度はいた。その差わずか3分。
そしてとても人懐っこい子。尻尾の感じがマコちゃんに似ていて、体格の割に細くて先端が少しだけ曲がっている。
親しい子1匹に再会するまで1年もかかるんだから、あっという間に年取っちゃうわけだよなあ。俺は今、壮大な浦島太郎の物語の中にいるのかも知れない。
去年7月にも自転車置き場で見かけた子。元気にしてたかー。
裏側に回ってもう1枚。巻き毛っぽい毛質は血統種だとセルカークレックス(Selkirk Rex)などに見られる特徴だが、そこまで強力ではなさそう。巻き毛の遺伝子変異は同定されていないものの、不完全優性でヘテロ接合Seseの時は巻きが弱まるらしいので、自然突然変異で出てきた個体なのかも知れない(自然突然変異個体がホモ接合体で発生することは二つの対立遺伝子が同時に変異する必要があるため極めて稀)。
上目遣いで表情の読めない子。去年7月、近くの民家で初めて見かけた子。
細面の三毛と同じポーズなので、体格の違いが分かりやすい写真。ご飯待ちのキジ白3号を門扉の隙間から撮ってみた。
こちらに気づくなり飛び出してくるので、素の写真は基本ワンチャン。
先月5日に訪ねた時はくたびれた感じで、耳もよく聞こえていないようだったので気になっていた。毛並みや挙動からすると少し持ち直したかな?
とはいえ以前より鳴き声が大きくなっているので、耳が遠くなっているのは確かなようだ。俺の知る限り、この子は2009年6月に初めて会って以来ずっと外暮らしを貫いている。うちのサチコよりは4〜5歳年下だと思うが、やはり寄る年波には勝てない。
いちゃつくのに夢中で中途半端な写真で終わってしまった(動画はこちら)。紫陽花が咲いたらまた来るからね。