オホーツク海高気圧の涼しい空気が流れ込んだお陰で昨日からとても涼しく、本来の梅雨らしい気候がようやく戻ってきた感じだ。先月から好天の猛暑日が続いていたので、梅雨なんかとっくに明けてんだから勿体ぶってないで早く発表しろと思っていたが、今は太平洋上に南下しているとはいえしっかり梅雨前線が復活しているし、その西端が伊豆半島沖で途切れていることからしても、気象庁が梅雨明けの発表を東海で止めていたのは理に叶っていたことになる。さすが19.5PFLOPSの演算性能を誇る気象庁のスーパーコンピュータ。我が家の猫サーバも4月にリプレイスして54GFLPOSから105GFLOPSに性能が上がったが、可愛らしい運用担当者を失ったこともあって実装できていない機能がまだある。
今朝は涼しいことに加えて朝から曇りがちな天気だったので、かねてから再訪したかった緑道の知り合いの許へ出かけてきた。先日14周年の記事を書いた時、ブログを開業した2011年からの知り合いがまだ7匹存命していることが分かり、猫の14年というと人間の60年に相当するわけだから、悠長に構えている場合ではないと思うようになった。彼らが元気なうちに会いに行かないと後悔すると思って機会を窺っていたが、今年の梅雨は好天続きで気温の上がり方も早く、ゆっくり散歩できるような環境にはなかなかならなかった。
朝の気温が20.0℃まで下がった今朝、満を持して自宅を5:15に出発。近所の武蔵やクロエさんを始め、大方の猫たちはまだ寝ていたらしく、1匹目に遭遇したのは西国立をスタートしてから10分後のことだった。初っ端から2011年組だから幸先はいい。
向こうは寝ているところを起こされて幸先が悪いみたいな顔をしている。初出は2011年10月11日のチョビ髭セミロング黒白。
シャッター音に気づいて首をもたげた。やつれたなあと思ったけど、去年7月に見かけた時もそうだったし、冬毛のふっくらした姿が印象に残っている子なので余計痩せて見えるのだろう。
緑道に差しかかったところで2011年組の2匹目に遭遇。ちょうどお散歩から戻ったところだったみたい。
ゴメン顔の茶トラ白は去年7月25日以来の1年ぶり。ここは駅から遠く、ほかの猫拠点からも離れていて散歩で繋げにくい上に、この子の老齢による衰えもあったので、前回は最後のお別れのつもりで訪れたのだった。方針転換でまた来ちゃったのは気恥ずかしいけど、会えて良かったし思いのほか元気そうでとても嬉しい。初めて会ったのは2011年10月27日で、当時すでに不妊化されていたので、少なくとも16歳ぐらいにはなっていると思う。
冗長な動画はこちら。
とある民家の敷地で寝坊助さんを発見。ちょっと遠くて分かりにくいかな。
不穏な気配を察して飛び降りてはみたけど、寝ぼけていて事態を飲み込めていない顔つき。
逃げ切らないのは何かを期待しているから? あいにくご飯の人ではないんだけど……。
路地の奥には無目的な佇まいのキジ白。涼しい朝は散歩が捗るなー。
久しぶりに訪れたとある路地。顔見知りのサバ白が猫民家の敷地でちんまりしていた。
こいつは性格が変わった。昔はいつも尻尾ぴーんだったのに、今はカメラを向けると面倒臭そうに顔を背けてしまう。
お友達の黒白は以前と変わらないから、外的な要因というよりも、加齢などの内的な要因なのかも知れない。
晴れた日なら暑くて無理だったろうけど、雲って涼しかったお陰で上矢印邸にも足を延ばせた。山背ってありがたいけど、6月中に現れてくれるとなおありがたいね。農作物が不作になっちゃうからね。
相方の黒白とは親子ではないかと踏んでいるんだが、根拠といえばどちらも美形なことぐらい。猫の関係性は傍からは分からん。
このあとさらに2011年組を訪ねて七三の母とチョビ1号の家も覗いてみたが、あいにくどちらも会えずじまい。訪ねていってほぼ間違いなく会えるのは、今日の2匹のほかにはキジ白3号ぐらいなので、残りはかなり気長にやることになると思う。中でも拝島の黒白はXのフォロワーさんによる目撃情報が去年12月で途絶えているので、そう簡単には会えないかも知れない。