今日は日勤と夜勤に挟まれた1日だけのお休み。どこを散歩するか考えた結果、久しぶりに廃線跡の遊歩道を歩くことにした。もともと明日の夜勤前に行くつもりだった場所だが、距離が長かったり駅から遠かったりで、時間が押すに決まっているし、そもそもこの遊歩道は日中帯に出てくる猫があまりいない。
遊歩道には①号と呼んでいる人懐っこい常駐猫がいた。2年前に初めて見かけて以来、会う度にごろごろすりすり懐いてくれたものだが、だいぶ年を取っていたせいか、夏を越えられずに死んでしまったしまったそうだ。俺が最後に会ったのは6月5日のことだった。遊歩道へ行くことにしたのは、①号を偲ぶ散歩にしたかったからだ。
最初の猫は、家を出てすぐに見かけた麦わら1号。今朝は珍しく屋根の上に乗っかっていた。
駅から遠い遊歩道まで歩いて行ってフルコースでは死にそうになるので、バスで途中まで行って、半分ぐらいの距離を歩くことにした。民家の塀の上からこちらを見つめる黒白発見。
にゃあにゃあ鳴きながら下りてきたが、5mほどの距離を保ったまま近寄ってこない。
定点の駐車場では、いつもの黒白がまったり中。ずいぶん久しぶりだなあ。
ゴメン顔や黒白と別れて①号たちの縄張りにやってきた。いつもの茶トラが日なたぼっこ中。
茂みの向こうからこちらを睨む視線あり。こいつも常駐メンバーの長毛キジトラ。
しばらくベンチに腰掛けて休んだが、当然のことながら①号は現れない。外猫との別れはいつも唐突で、蝋燭の火がふっと消えたかのように呆気ない。しかしこちらのまぶたの裏には未だに残像が残っているから、なかなか実感が湧かなくて、待っていればにゃあにゃあ鳴きながら現れるのではないかという錯覚に陥る。七三の時もそうだった。
10分ほど休んだあと、遊歩道を離れてその辺を一回りしていると、民家の玄関先でご飯待ちしているのがいた。
だいぶお年を召しているようだけど、毛並みは悪くない。いい人に面倒見てもらっているんだね。
時々見かける①号似のクラシックタビーもいた。こいつも10歳ということで、野良としては高齢の部類に入る。同じ場所で暮らしていても、無事なのとそうでないのがいるが、こればかりは仕方のないことだ。
写真を撮っているうちにご飯タイムとなって、もう1匹追加。なかなか豪華な食事だな。
一回りして再び①号の縄張りへ。さっきは茶トラのいた場所に、入れ替わりで茶トラ白が座っていた。茶トラも奥の方に写っている。
気持ち良さを全身で表現中。動画もあり。
今日の写真では分かりにくいけど、こいつもゴメン顔。さっきの駐車場のゴメン顔と兄弟ではないかと踏んでいるが、離れた場所でもあり、確証はない。
遊歩道をあとにして歩き始めると、隣の公園でも1匹見つけた。距離的にはすぐ近くだが、ここで猫に会うのは割と珍しい。
時々立ち寄る防犯連絡所。立哨の黒白やクリームタビーは不在で、代わりにキジ白が1匹いた。分かるかな。