珍しく多摩モノレールが運転見合わせになったため、立川南で50分ほど待ちぼうけを食わされたが、それ以外はどうということもなく出勤して、今は職場でこれを書いている。八王子の時間あたり最大降水量は40.5mm、瞬間最大風速は27.1m/sということで、旧分類なら「並の強さ」程度の台風で大したことはなかった。これならきっと猫も見つけられたと思うが、さすがに直撃の真っ只中だと傘がまったく役に立たず、外に出て数秒後にはほとんどずぶ濡れになり、猫がいるとかいう以前に、人目が憚られるので自重した。
今日載せるのは昨日の散歩の後半部分。某巨大団地の黒猫に会ったあと、市境を超えて福生市に入ったころには17時近くになっていた。辛うじて差していたはずの日差しは、いつの間にか分厚い雲に遮られ、辺りは急に暗くなってきた。
猫の方は相変わらずぽつぽつと目に入ってくる。市域が変わっても、団地で寛ぐ猫の風体はどこも同じだ。
やっぱりそうだ。何度かここでモデルになってもらったことがある(例えばこちら)。久しぶりだねー。
機嫌が悪そうなので次行ってみようか……。
団地を抜けて、さらに北へ向けて歩いていると、とある民家の塀の向こうに猫が集まっていた。
そんな様子を陰から眺める出歯亀もいた。ちなみに疑似交尾は若い猫だけに見られる行動と思っていたが、ここのところ我が家でもマコちゃん(7歳)がサチコを襲うようになっているので、若い猫限定というわけでもなさそうだ。かつてはサチコがマコちゃんに同じことをしていたのに、逆の立場になるのはかなりイヤなようで、上に乗られるとシャーと叫んで逃げていく。マコちゃんは力ずくだからなあ……。
そして散歩も終盤。会いたいと思っていた柘榴の家のクラシックタビーが道端に出ていた。元気にしているようで良かった。
耳がものすごくイカになっているな。人懐っこい子なんだけどな。
いつもならごろーんが止まらなくなるところだが、この日は動きが少なめ。縁石にもたれて寛ぎモードに入った。
それなりにお年を召している子だと思う。息災のようで何よりだ。
こいつはこの辺りでたまに見かける子。きれいなレッドティックドタビーは、小型のメスライオンのようだ。
この夕日が再び雲に遮られれば、台風が過ぎるまで日差しはお預けとなる。2匹の逢瀬を邪魔するのは本意ではなく、ちょうどやって来たバスに乗って散歩を終了した。