秋になったら行こうと思っていた、人懐っこいフォーン君のいる超巨大公園。今日は朝から頭が痛かったが、貴重な秋晴れだったので、頑張って会いに行ってきた。
頭痛の時は強い眠気が伴うので、青梅ライナーの50分あまりはグースカ寝て過ごし、東京駅では怒濤の通勤客をかき分けつつ、駅の端から端まで歩いて京葉線ホームへ移動。目的地の新木場に着いたのは8時少し前だった。
平日朝の超巨大公園に人影はまばら。はるか向こうのベンチには、いつものメンバーと思われる白い点が二つ見えた。
ベンチで日なたぼっこ中のフォーン君。調子が良さそうには見えないな。
ベンチの下で2匹が合流。3ヶ月ぶりのフォーン君は、目に見えて状態が悪くなっていた。人懐っこさは相変わらずだが、動くのが辛そうだった。
下腹部の炎症がひどく、膿の悪臭が鼻をつく。痩せ細ってガリガリになった体を撫でてやると、たどたどしい動きでごろーんして、草むらまで追いかけてきた。しかし、もはや以前のような活発な姿ではなかった。一応動画も撮ったが、余計な体力を使わせてしまったかも知れない。
ベンチに座るとひっついてくる。恐らくこいつはこの冬を越せない。
柔らかな被毛や、ごつごつした骨格の感触を指先に覚え込ませるかのように、時間をかけて体を撫でたあと、2匹と別れて公園をあとにした。
次の目的地へ向かう前に1箇所寄り道。
ここは去年の暮れ偶然見つけた猫スポット。しかしあの時猫たちの遊び場になっていた空き地は閉鎖され、最後の砦となったトロ箱を守るヨレた1匹が残るのみだった。
こいつは勝どき勤務の最終日に会って以来。しばらく見ないうちにずいぶん痩せていた。
最後の猫は、8ヶ月半ぶりの隅田川1号。今までも何度か様子を見に来ていたが、ぜんぜん会えずにいた。
3月に八王子勤務になってからも、月島や勝どきには時々来ていた。その目的はナナちゃんに会うことだったが、彼女は5月7日に会ったのが最後となって、それきり姿を消した。植え込みに置かれたナナちゃんの猫ボックスは、いつしか蜘蛛の巣がかかり、前回来た時はそれもなくなっていた。
用がなくなってしまったので、ここにはあまり来なくなると思うんだ。