2003年8月29日に我が家にやってきたサチコは、当時まだ生まれて2ヶ月ほどだったので、2003年6月が誕生日ということにしてある。そんなわけでサチコは間もなく11歳になる。
人間の年齢に換算すると還暦ぐらいだそうだが、今のところ見た目や行動に衰えは感じない。最近は体重が減り続けていたので困っていたが、これはどうも好き嫌いが激しくなって、置いてあるカリカリをあまり食べていないのが原因らしいと分かった。以前から特定のメーカーの猫缶だけは食べたがるので、体重を観察しながら、ねだられる都度与えることにした。不在がちだと猫缶はやりにくいんだが、そう遠くない将来、歯が抜けてきたり、痴呆だって始まるかも知れないから、美味しいものを美味しいと感じられるうちは、たらふく食べらてもらおうと思い直した。サチコには夫婦揃ってずいぶん助けられた恩があるからだ。
我が家の猫の話はほどほどにして、今日の外猫たちの写真を……。夜勤前の散歩はバスに乗って多摩川土手に行ってみたが、27℃近い気温の中、午後から日の差す右岸に猫の姿はまったくなく、諦めて住宅街を歩いていると、たまに見かけるクラシックタビーが道端に座っていた。
何かが始まるのを待っている様子なので、とりあえず尻尾の付け根を撫でてみた。
止まらないごろーんに付き合っていたら、暑さでくらくらしてきた。俺もう行くからね。
そんな天気なので、その後しばらく猫影はなく、次に見つけたのは、団地の裏でこちらを見つめる三毛だった。なぜこちらを注視しているのかというと……、
この子がいるから。まだ小さすぎて、これ以上近寄ると問答無用で逃げてしまう。
誰かと思ったら、団地内で何度か会ったことのあるキジ白だった。傷だらけのところしか見たことなかったけど、だいぶ良くなっているようだ。
追いついて覗いてみると、日陰で一休みしてるところだった。実は追跡に15分ぐらいかかったんだけれども。
この団地でいつもお世話になっている、ややびっくり顔のキジ白。そろそろ時間なので、バスで立川に向かわなきゃ。
そういえば、5月20日はマコちゃんの5歳の誕生日だった。ついさっきまで忘れてた……。