直射日光を浴びながら歩いている俺にはまったく感じられないが、猫たちは微妙に秋の気配を感じ取っているのか、今日の夜勤前の散歩では割とたくさん会えた。
散歩コースは廃線跡の遊歩道から西国立まで。仕事前に全区間を歩く元気はないので、玉川上水からバスに乗って、3分の1ほどの区間をゆっくり歩いてみた。遊歩道は生い茂った木々や家並みで日陰が多く、最初に見つけた猫もそうした場所で寛いでいた。
同じ民家の敷地にもう1匹。こいつは6月に初めて会った長毛ゴメン顔だ。
とてもゆったりした動きで逃げて行った。ちなみに猫の被毛が長くなるのは一般的にはL遺伝子座が劣性ホモのllの時だ。逆にL-なら短毛になるわけだが、その度合いは様々なようなので、遺伝子Lはlに対して不完全優性なのかも知れない。文献が見つからないので想像の域を出ないんだけれども。
香箱を解いて第一種逃亡態勢に入り、さらに近寄ると、にゃーんと鳴いて去って行った。
遊歩道の定点に到着。日陰でいつもの2匹が寛いでいた。ゴメン顔の茶トラ白(短毛)はいないのかな。
まあこちらも夏の間は屈むと頭の血管が切れそうになるから、ちゃんと確かめていなかったけどね。
遊歩道のゴメン顔は3匹いて、残りの1匹にも会えれば完璧だったけど、世の中そう都合良くは行かない。その後しばらく猫影は失せ、次に会ったのは約30分後。たまに青目の白が乗っかっている門柱に、今日は黒いのがいた。
しかし、こいつはとても臆病。上の写真を撮ったあと、一歩踏み出しただけで逃げ出した。
同じ家の敷地に三毛もいた。こちら近寄っても悠然としている。女の子の方が肝が据わっているな。
行く手からにゃあにゃあ鳴く声が聞こえてきた。向こうの方が先にこちらを見つけたらしい。
おー、子猫の時から知り合いのキジ白じゃないの。しばらく会わなかったけど元気そうだな。
路地の中ほどで電気工事をしていたせいか、怒りんぼさんは見かけなかった。こいつは電器店の猫だから平気なのかな。