今日は天気が良さそうだったので、久しぶりに皇居の猫に会いに行くつもりで朝の青梅ライナーに乗った。東御苑には大手門から入るんだったかななどと電車の中で宮内庁のウェブサイトを確認したら、何と金曜日は休園日なのだった。
代替策で向かったのは勝どき。運河のナナちゃんがいなくなってからは行く気の失せていた場所だが、人懐っこい隅田川1号にもずいぶん会っていないなーと思って、様子を見に行ってみることにしたのだった。とはいえ最後に会ったのは11ヶ月も前で、気紛れに訪ねたって会えない確率の方が遥かに高いわけで、その時は月島や佃を回って門前仲町まで足を延ばすつもりだった。
……と思ったら、いた!
もしかして俺、大変な強運の持ち主なのかな。ちょうど朝の巡回が始まったようだから、ついて行ってみよう。
運河から100mほど離れた広場までやって来て、何をするのかと思ったら……、
グランドライトの窪みに溜まった水を飲んでいるのだった。外猫はご飯より水に困っていることの方が多いもんな。
運河沿いに佇んでいるのを見つけてからここへ至るまで30分。気長な追跡だったけど、久しぶりにごろごろすりすりできて楽しかった。動画もあるのでこちらからどうぞ。
時間の経過とともに雲がなくなって思いのほか暑くなってきた。今日は八王子で29.9℃、練馬では31.0℃まで上がったそうで、こうなると猫はなかなか見つからなくなってくる。それとも初っ端の隅田川1号で運を使い果たしたかなと思いながら、佃の路地を行ったり来たりしていると、庇の上で寝ているのを発見した。
しばらく動かなかったが、気合いで舌を鳴らしていたら、迷惑そうな顔で数秒間だけこちらを眺めてまた寝た。
勝どき勤務時代に何度か歩いたことのある路地。暑すぎて無理かなと思いつつ覗いてみると、キジトラが座って辺りを眺めていた。
佃まで来たなら相生橋を渡れば越中島で、その先は門前仲町だから近いものだ。暑くはあったが体調は良かったので、そのまま散歩を続行して江東区に入った。とある住宅の隙間からこちらを見つめる猫発見。
8時から散歩を始めて3時間近く経過し、どんどん日差しが厳しくなってくる。ぽつぽつと見つかる猫たちもみんな日陰に隠れている。
せっかく門前仲町まで来たので、最後に橋の下の猫にも会いに行った。実はこの橋、鉄橋としては日本最古(1878年製)のもので、国の重要文化財に指定されていたりもする。道路脇では白いのが寝ている。
眠そうだから、遊んでもらうのは今度にしようか。前回も眠そうだったけどね。
今日の散歩はこれでおしまい。いつの間にか白が道に出ていたので少し撫でてみたけど、やっぱり眠いようで反応はなかった。