ブラッシングが大好きな我が家の2匹のために、用途に合わせていくつかのブラシを用意しているが、中でも抜群に抜け毛を処理できるのがファーミネーターという製品だ。犬猫飼いで知らない人はいないほどで、我が家でも換毛期を中心にお世話になっているが、不便を感じる点がないわけではなかった。サチコはとても痩せているので、よほど弱い力でブラッシングしないと、金属製の刃先が骨に当たって痛がるのである。もしサチコのような小柄で痩せた猫にいい気持ちでいて欲しいなら、より小さくて軽い小動物用のファーミネーターを選ぶか、でなければ濡れた手で梳いてやった方が、毛も抜けるしスキンシップにもなって喜ぶと思う。
今日の散歩は分倍河原から東府中までの4.6km。自宅からスタートすることも考えたが、それだと明日の仕事帰りに、分倍河原駅から歩いて帰ってこなければならなくなるのでやめておいた。
踏切待ちの車列の向こうに猫のお尻発見。あれはたまに見かけるキジ白かな。
やっぱりそうだった。だいぶくたびれているので心配していたけど、今日は動きが良かった。
砂利の駐車場の猫は難易度が高い。地面の固い所を歩くようにしていても……、
めいっぱいズームしてこれが限界。もう一歩進んだら塀の向こうに飛び降りてしまった。
歩いているうちに雲が広がってきて、日が翳ってしまった。夜勤の時は翌日の気温も勘案して服装を決めているが、今日は正午時点で6.6℃しかなく、ちょっと薄着すぎたようで寒い。
居場所がもう臆病な感じだったので期待していなかったけど、やっぱり逃げた。
ここはかつてモノクロ爺さんが暮らしていた路地にほど近く、顔の模様が似ているこいつはその息子か孫かなどと想像を巡らすが、恐らくそのどちらでもないのだろうな。爺さんたちに会えなくて俺は淋しい。
写真撮影にはとても不向きな日差しとなり、雲が切れるのを待とうかとも思ったが、動きが遅すぎるため痺れを切らして撮影続行。次の猫は駐車場のサビ。
特に君みたいな毛色は、しっかり雲るか晴れてくれないと、きれいに写らないんだよ。
近寄ったら車の下に隠れてしまい、ようやく出てきたと思ったらまた日が翳った。こうなるともう同じ毛色とは思えない。
自宅へ帰るところだったらしい。俺が隠れるたびに少しずつ先へ進んでいる。
最後に駆け足で敷地に逃れるところを1枚。いつもは鷹揚に撮らせてくれるのに、今日はアプローチが怪しすぎたみたい。