フォーン君亡きあとも、何となく季節ごとに訪れている超巨大公園。我が家からは2時間近くかかる遠い場所だが、2012年に転職した際の一時期、東陽町まで通勤していたことがきっかけで行くようになった。俺の知る範囲では少なくとも4匹の猫が暮らしていたが、最初に灰白がいなくなり、次にフォーン君が死に、今は2匹の三毛が縄張りを守っている。今日は早起きして、久しぶりに様子を見に行ってみることにした。
頑張って5時に起きても、都心から遠く離れた青梅線は、すでに通勤ラッシュが始まろうとしている。中央線直通の快速は座れない確率が高いので、いつものように青梅ライナーで東京駅に出て、駅の端から端まで歩いて京葉線に乗り換え、8時すぎに新木場に着いた。
朝のうちは曇りとの予報通り、動体写真を撮るには少し苦しい空模様のもと、いつもの場所に行ってみると、ミルクコーヒー的色合いの三毛がごろごろしているところだった。
にゃあにゃあ鳴きながら、植え込みにすりすり。とても友好的に見えるけど、実は人懐っこさと臆病さがない交ぜになった、複雑な性格だったりする。動画はこちら。
バス停に向けて公園内を歩いていると、玄関マットの上で丸くなっているのを見つけた。
今まで何度も来て、気配は感じていたけど、このエリアで猫を見かけるのは初めて。毛色はたぶん二毛だと思う。
今日はもう1箇所寄り道して皇居に寄ってみた。天気は良くなったものの北風が強く、猫の気配を感じられないまま、広い庭園をうろうろしていると、枯れ葉の上で日に当たっているのがいた。
あらま、君は2年近く前に会った宮中の猫様じゃないの。あの時とまったく同じ場所だね。
今日の猫様はご機嫌麗しいようで何より。写真が撮りにくいので、日なたでやってくれると助かるんですけど。
宮中も市井もご飯待ちの風情は変わらない。猫様歌会始に短歌でも詠もうと思っていたけど、下の句だけ捻り出しかけてギブアップしたのが今日のタイトル。