妻と一緒に「奥多摩むかし道」を歩いたのは2006年3月のことだった。奥多摩湖と氷川を結ぶこの区間には小河内ダム建設時に使われた鉄道の遺構が残っていて、2009年4月にはそちらのルートも踏破した。どちらも猫散歩を始める前のことで、死ぬほど疲れた記憶があるが、今日久しぶりにむかし道を歩いてみたら意外に平気で、横浜線の坂道だらけの街より楽なくらいだった。
解せないのは、主だったコース案内に、奥多摩湖から氷川までの距離が9kmと書かれていることだ。その程度なら普段の猫散歩と変わらないと思って余裕かましていたんだが、奥多摩湖から9kmだと白鬚神社の先ぐらいまでしか行かない。実際にナビで計ったら13kmぐらいあって、氷川にたどり着くのに2時間40分ほどかかった。
むかし道の大部分は青梅街道の旧道なので、沿道には今もわずかに民家が残っている。それらの一つ一つをチェックしながら歩いてみたが、残念ながら猫の姿はなかった。今日紹介するのはどれも氷川の街なかで出会った猫たち。
下りの始発電車に乗るため家を出たのは4:50。昨日眠くて更新できなかった割には早起きだが、これは夜中の激しい雷雨で2時すぎに目が覚めて、それきり眠れなくなってしまったから。6時ちょうどに奥多摩に着いて駅舎を出ると、広場の隅で黒白が草を食べていた。
人懐っこそうな子だったけど、バスの時間を気にしながらのアプローチだったせいか、建物の陰に引っ込んでしまった。
最初の黒白に会ったのが6時すぎで、その後バスで奥多摩湖に行き、むかし道を全力で歩いて、再び氷川に戻ったのは約3時間後。思ったより距離が長くて、すっかり日が高くなってしまった。猫探しには厳しいかなーと思いつつ、はなちゃんちに寄ってみた。
1年ぶりのはなちゃん。元気そうだねー。
日差しはきついけど、昨夜の激しい雨のお陰でさほど気温は上がらず、過ごしやすい。三毛も気持ち良さそうにしている。
三毛を一撫でして道路を渡ると、キジ白が路地に入って行くところだった。追跡してみよう。
さっきのキジ白もいた。お昼寝タイムになると日陰に入るのかな。
ちょうど出てきた小料理屋の女将さんが、「この子がいちばん人懐っこいのよ。抱いても大丈夫」と教えてくれた。ちなみに俺は12年も猫を飼っていながら、猫を抱くのが下手なので、撫でるだけにしておいた。
3時間半を費やしたハイキング兼猫散歩はこれでおしまい。正午ごろ家に着いて俺もお昼寝した。昨日会った猫は別の日に載せる予定。