今日は出勤日だとばかり思い込んでいたんだが、昨日寝る前に勤務表を確認したらお休みになっていた。その時の驚きと喜びといったらもう筆舌に尽くしがたい。ホントに嬉しかったんだからっ。
しかしそのお休みをどう使うかは、また別の問題であって、結局一日中どこへも出かけずにグータラして終わった。新しい猫サーバにお金がかかってしまって、出かけるにしてもあんまり余裕がない。会いたい猫もいるにはいるが、暑いさなかに不確実な散歩をする気にもなれない。やったことといえば、進撃の巨人と昭和元禄落語心中の新刊を読んだのと、夕方になってからサチコとマコちゃんにリードをつけて、家の周りを嗅ぎ回ったぐらいだった。お陰で蚊に刺されまくって体中が痒い。
猫の方は昨日の続きから。川向こうで何匹かの猫に会ったあと、橋を渡って対岸に戻るうちに、朝から降っていた雨が上がった。気温は26℃程度とほどよい感じだったが湿度が高く、駅から遠く離れた場所をこのまま歩くことにためらいを感じていると、とあるアパートの敷地でキジ白に遭遇した。
「夕べはだいぶ激しく降ったのよ。やっとお散歩ができるわね」
そうだね。俺は降ってた時から歩いてるけどね。
藪に佇む三毛発見。
近寄ったらにゃあにゃあ鳴くので、ご挨拶に指を差し出してみた。あんまり反応が良くないみたい。
でもこちらが気になるらしい。あいにく美味しいものは持っていないんだよ。
雨が上がってしばらくすると、住宅地にも少しずつ猫が出てきた。こちらはアパートの通路でご飯待ちと思しきキジトラ。
時刻は8:50ぐらい。今日のご飯は少し遅めのようだね。
次に会った黒白は、遠目に七三ファミリーの父のように見えた。もちろんそんなはずはないんだが、きちんとした髪型（？）は父にそっくりだった。
通りかかった公園で休憩していると、トイレの裏から黒白が現れた。ちょっと行ってみようかな。
お忙しいところ済みませんね。雨上がりの巡回ですか？
「そうだよー。雨が匂いを消すから、つけ直しているんだよ」
いつの間にか、傍らにキジトラも現れた。ここは集会所になっているのかな。
よくよく見たら、こいつはさっきアパートの通路で会ったばかりのキジトラだった。200mほどの距離をついて来たらしいので、記念にドアップにしようとしたら、顔をしかめてしまった。
散歩はさらに福生駅まで続けたが、このあとは日が差してきて道中猫影一切なし。歓楽街の踊り子さんその他の猫たちにも会えなかった。
