雨の猫拠点


あきる野市の猫

 夜半から雨が降ったり止んだりしていたことは、トタン屋根を叩く音で気づいていた。朝になれば止んでいるだろうと思いながら惰眠を貪り、朝になって目が覚めたらまだ降っていた。一日だけのお休みなのになあと思いながら、コーヒーを淹れてメールチェックなどしていると、その間にも雨は降ったり止んだりしている。俺は結論を急ぐタイプなので、どっちつかずの状態が続くことを好まない。濡れてもいいから決行することにして、最寄りのバス停に向かったのは7時すぎのことだった。
 川向こうの猫拠点に到着してほどなく、濡れた地面で寛ぐ猫を見つけた。
あきる野市の猫

 まだ若い感じのサビ猫。見慣れない人間が近づいてきたので、少し驚いた表情だ。
あきる野市の猫

 車の下にもう1匹。こちらは少しヨレている?
あきる野市の猫

 「私は濡れるのが嫌いなんだ」
あきる野市の猫

 サビはこちらに興味があるらしく、つかず離れずの距離を保っている。個性的な塗り分けの子だね。
あきる野市の猫

あきる野市の猫

 そんな様子を密かに覗いているのもいた。
あきる野市の猫

 ここに来るのは1月以来7ヶ月ぶり(前回はこちら)。隣の路地の猫民家にはご飯待ちのが数匹集まっていた。
あきる野市の猫

 「お腹が空いたんですけどー」
あきる野市の猫

 「雨の日はどうしてもスケジュールが押すよね」
あきる野市の猫

あきる野市の猫

 どこに潜んでいるか分からない住宅の一軒一軒を覗きながら歩いているうちに、空が明るくなってきた。そろそろ止んでくれるかな。
あきる野市の猫

 「あら、私の写真を撮ってくださるの?」
あきる野市の猫

 「じゃあこっち向きでお願いね」
あきる野市の猫

 シャカシャカ。
あきる野市の猫

 ぺろぺろ。
あきる野市の猫

 「何だか怪しい気配がするな」
あきる野市の猫

 「……まあいいか」
 雨の猫拠点はここまで。このあとも散歩を続けて、それなりに会えたので、残りは明日載せる。
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