アポなし訪問ゆえ、引っ越しの挨拶回りというのは大変効率の悪い作業だということを学んだ。6軒回って在宅していたのは2軒。まだ新居の鍵をもらっていないので、渡しそびれた粗品は持って帰ってくるしかない。できれば事前に挨拶しておきたかったが、残りは当日かそれ以降に持ち越しとなった。
今日の猫は、余った粗品を抱えて西立川駅に向かう道すがら会った子たち。
間違って同じ写真を載せたわけではなく、物陰からこちらを伺っていた白猫がまろび出てきたところ。
にゃあにゃあ鳴きながら睨む白から逃れ、猫住宅街に差しかかると、屋根の上からこちらを見下ろす視線を感じた。
ひえー。俺が会う猫たちって、どうしてみんな目つきが悪いんだー。
地面に小さいのがいたのだった。まあそういう事情なら仕方ないか。
トラ子パーキングの並びにも1匹いた。あの給湯器は猫率が高いので、通る時はいつもチェックしている。
給湯器の主は赤茶けたキジ白。俺の知る限り、ほかの猫が乗っかっていたことはない。
こいつはカメラを向けるとそっぽを向いてしまう。俺たちは所詮異種の動物だし、そのぐらい素っ気ない方がいいのかも知れないな。
いつもの路地には麦わら1号がいた。この路地は今月から通り抜けできなくなり、行き止まりの向こう側には、すでに道路然とした構造物ができあがっている。猫の遊び場としての役目も間もなく終わりだ。
近寄ったら民家の敷地に逃げてしまった。まあ今後もその調子で頑張れ。