今日は朝から雨が降っていて、家の中が冷え切っているせいか、サチコとマコちゃんが代わりばんこで膝に乗ってくる。我が家でいちばん偉いのはサチコであり、マコちゃんはナリはでかくても格下なので、サチコが膝に乗っている間は、床でじっと順番を待つしかない。しかしサチコが膝から降りるのは、カリカリを食べるか水を飲むかトイレに行く時ぐらいで、せいぜい1時間に一度ぐらいのものだから、そのうちしびれを切らして、無理に割り込んできたりする。当然サチコは怒ってシャーと鉄拳パンチを繰り出すが、体格ではマコちゃんに敵わない。数秒も持たずに決着がついて、貴重な領土を奪われてしまう。俺がうーんうーんと唸りながらキーボードに向かって文章を捻り出している時、膝の上ではこのような戦いが繰り広げられていて、これが我が家の平穏(?)な日常である。なお、俺自身は猫の敷物のような存在に過ぎず、格付け的にはもちろん圏外である。
閑話休題。今日は夜勤で雨のため散歩はお休み。一昨日の出勤時に会った猫たちを紹介しとく。
歩いたコースは今月3日とまったく同じ自宅~立川駅。前回は天気が悪くて思わしくない結果だったが、この日は涼やかに晴れていたので、再度チャレンジしてみることにした。慣れないコースは、ある程度しつこく歩かないと、猫影が見えてこないからでもある。
1匹目は広いグラウンドの真ん中で。
こんなに広い場所で寛いでいるなんて珍しいな。サバンナの野生動物みたい。
よくよく見てみるとオッドアイだった。最近オッドアイに会う機会が多いな。
先日も見かけた崖下の茶トラ白。まったく同じ場所で日に当たっていた。
崖下の茶トラ白のあとはしばらく不振で、20分ほど歩いて茶猫タウン中央にやって来た。いつもの猫路地に黒白が座っている。
早め早めの避難シミュレーション。塀が高いから、逃走経路は後ろか横か。
その傍らにはサビ婆さん。空っぽのお椀を前にして、こちらを眺めていた。
手前の茶トラ白は小さなネズミを咥えている。中華どんぶりにご飯が入っていたから、お腹は空いていないと思うんだけど、それでもネズミは捕るんだな。
細い路地には薄色三毛。どうも見覚えのある子だと思って、家に帰って調べたら、2年前の10月にもここで会っていた。当時はまだ小柄だったけど、ずいぶん立派になったなー。
なお、その時塀の上から監視していたお母さんはいなかった。
茶猫タウンを抜け、あとは駅に向かうだけとなったが、猫の気配は潰えない。とある民家の敷地で2匹発見。
この家に立ち寄るのはとても久しぶり。常駐の黒白が気だるそうにしていた。もう1匹の三毛は逃げた。
最後はお気に入りの三毛ちゃんち。時刻は15時すぎで、まだまだ夕ご飯には早いと思うんだけど、2匹揃って窓に向かって鳴いていた。
人妻となった三毛ちゃんは、窓に張り付いて離れない。子供たちは見かけなかった。