今日は夜勤のため、いつものように載せられずに残っていた写真を……。
紹介するのは17日の夜勤前に会った猫たち。家を出た時は何とか曇りを維持しそうに思えたが、スタート地点の谷保に着いたら雨がぱらついていた。この季節、油断していると簡単に風邪を引く。本業が忙しくて過労気味だから、雨に濡れでもしたらひとたまりもない。そういうわけで、1駅先の西府まで歩く予定だったのを変更して、駅の周りを一回りするだけに留めておいた。
俺の散歩コースには谷保が頻繁に登場するが、かといってそんなに甘いコースではない。空振り覚悟でいつもの路地に行ってみると、幸いなことに見覚えのある顔がこちらを眺めていた。樹木に囲まれた細い路地はかなり暗くて、実は一度通り過ぎてから気づいたんだけれども。
路地の主、ペルシャ顔の薄色クラシックタビー三毛。香港のクリーム兄貴と姐さんを足して2で割ったような風貌だ。仮の名前でもつけようと思うんだが、いいのが思い浮かばない。
いつもは地面でごろーんが始まるところ、この日は飼い主の帰りを待っていたのか、竹垣の上でじっと向こうを見つめるばかりだった。
ここは猫民家。右側のまだらの黒白は顔馴染みだけど、二毛は初めてだと思う。
二毛は終始びっくり顔だった。写真がみんなぼやけた感じなのは、カラスよけの網越しに撮影したから。いつもは親父さんに声をかけて庭に入らせてもらっているんだが、この日はテレビを見ていて気づいてもらえなかった。
その辺を一回りして、ご飯が終わったころに覗いてみた。スクーター二毛はクラシックタビーだったんだな。今まで何度も会っているのに、全然気づかなかった。そしてその向こうでは茶トラがお食事中。
ほんの少しだけの散歩だったが、ペルシャ顔に薄色、渦巻き、まだらと、個性的な猫ばかりの日だった。これはあくまで俺の想像だが、谷保のような旧住民と新住民が共存する土地は、もともと農家がネズミ対策で飼っていた猫の末裔と、新住民がペットとして持ち込んだ猫が交雑して、毛色などのバリエーションが豊かになる傾向があるように思う。以前行った浦安でもそうした傾向を感じた(例えばこちらの記事)。有意性をデータで示したいところだが、今は時間がなくて無理なので、老後の課題にしとく。